薄毛に悩んでいるなら、頭皮の健康を一番最初に考えないとダメでした。
それなのに、今まで頭皮の健康のことなんて考えたこともありませんでした。
頭皮の健康って何?
正直ピンときていなかったです。
少し頭皮の健康について考えてみました。
頭皮の健康・不健康
頭皮の健康な状態ってなに?
頭皮への栄養は血液で運ばれてきます。
心臓から送り出された血液は足先まで通って体を巡り、最後の最後に頭皮に運ばれてきます。
ここで、血流が悪いと頭皮に必要な栄養が運ばれてきません。
血流が悪いとどうなるのか?
髪の毛が細くなるし、頭皮は冷えて固くなります。
この頭皮の不健康な状態が続くと、髪の毛はドンドン細くなり最後は抜けてしまいます。
男性と女性の薄毛の状態で、一番大きく違うのは女性は髪の毛が細くなりボリュームが無くなり薄毛になることです。
男性はドンドンと抜けていきます。
女性は頭皮の健康な状態を保つと、太くツヤのある編みの毛を維持できます。
男性と違い、今ある髪の毛を太くしてあげることでボリュームが戻ってきます。
頭皮が良い状態はどういう状態か?
健康的な頭皮とは?
それは、潤いがあり柔らかく温かい頭皮です。
美味しい野菜を作りたい時。
カチカチで荒れ果てて痩せきった土地と、フワフワで肥えている土地のどちらを選びますか?
カチカチの土地から生えてくる野菜は細くなります。
フワフワでストレスのない状態の土地だと太くたくましく育ちます。
髪の毛も同じです。
そして、土地は頭皮です。
頭皮の健康な状態とは、フワフワで水分と栄養素をシッカリと蓄えた土地のことです。
良い畑の土地には実は虫がいっぱいいます。
美味しいものが出来ることを虫たちは知っているからです。
それと同様に、良い状態で健康的な頭皮にも必要な菌がいます。
頭皮は無菌だと良くない状態です。
マラセチアという菌は頭皮には存在します。
頭皮が乾燥してしまうと、毛穴から脂質を異常分娩してしまいます。
それは、乾燥したから潤いが必要だと誤認識するからです。
すると、毛穴は乾燥してでた小さなフケや汚れと脂が混じって詰まってしまいます。
その、汚れを好んで食べるのがマラセチア菌です。
ドンドンと食べて増殖してしまい、毛穴の炎症に繋がります。
それがマラセチア毛包炎という症状です。
頭皮ニキビのような赤く膿んだ状態です。
頭皮の状態が不健康だと、薄毛だけでなく色々と不具合がおきます。
頭皮は2種類に分けられる?
日本人の頭皮は大きく2種類に分けられるといわれています。
乾燥頭皮とオイリー頭皮です。
乾燥頭皮
乾燥頭皮はどういうトラブルが起きやすいのか?
それは、乾燥からくるかゆみやフケです。
睡眠中に無意識に頭皮を掻いて傷つけたりする人もいます。
頭皮が少し赤くパーマやカラーの薬剤に弱い傾向です。
髪の毛も細く柔らかい猫毛の人が多いです。
オイリー頭皮
オイリー頭皮の人は、頭皮ニキビができやすいです。
オイリー頭皮の人は、頭皮の状態が酸性になります。
また、毛穴に汚れが詰まりやすくマラセチア菌などの常駐菌が増えてしまう傾向です。
少しニオイが強く、くせ毛や硬毛の人が多いです。
頭皮の健康ケア
頭皮の健康状態を保つにはどうすればいいのか?
まず、ヘアケア製品があなたの頭皮にあっているのか?
乾燥頭皮とオイリー頭皮では使うヘアケア製品が変わります。
オイリー頭皮の人は、ニオイも強く毛穴も汚れが詰まりやすい状態です。
乾燥頭皮の人に比べ、サッパリ洗えるものを選びましょう。
また、ニオイも強くなるので頭皮に優しく毎日洗っても大丈夫なタイプのものを選んでください。
乾燥頭皮の人は、しっとり感がある重めのシャンプーがおすすめです。
頭皮の潤いを維持するための頭皮美容液や保湿剤を選ぶときも注意が必要です。
乾燥頭皮の人は、ゲルやクリームタイプでも大丈夫ですが、オイリー頭皮の人は化粧水タイプやミストタイプがベストです。
オイリー頭皮の人はベトベトになるから何もつけないという人もいますが、付けたほうが良いです。
頭皮の潤いが不足しているからと勘違いして脂質の異常分娩に繋がっている人も多いです。
保湿をシッカリとしてあげることが、頭皮の健康を維持するポイントです。
頭皮の健康と女性ホルモン
いっけんして頭皮の健康と女性ホルモンは関係なさそうに感じますが、かなり密接な関係があります。
エストロゲンは女性らしい体を作ってくれる女性ホルモンです。
この女性ホルモンは更年期にグンと減少してしまいます。
急激に減少するので体がついていけなく、めまいやホットフラッシュなどを起こします。
それが更年期障害です。
女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、男性ホルモンが優位になります。
男性ホルモンは薄毛のもと。
女性ホルモンが減少すると頭皮の血流低下を招くことがわかっています。
また、女性の薄毛問題で頭皮が薄くなる人が多いという結果も。
女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、頭皮の血流が悪くなり頭皮の健康状態が悪化します。
また、潤いも減少していきます。
すると、髪の毛はうねったりパサパサになったり。
最終的に細くなり薄毛トラブルを起こします。
年令とともに頭皮の健康状態が悪くなった人は、女性ホルモンを補う必要もあります。
正しいシャンプーで頭皮を健康に
シャンプーの方法も間違えている人が実は多いです。
一番大きな間違いは、お湯の温度。
シャンプーする時のお湯の温度は人肌より少し温かい程度。
40℃近いお湯だと頭皮にダメージを与えてしまいます。
また、オイリー頭皮の人が間違えやすいのは洗浄力が強すぎるものを選んでいること。
洗浄力が強すぎると頭皮が乾燥して脂質の異常分娩に。
頭皮に優しいアミノ酸系のオーガニックシャンプーをおすすめします。
正しいシャンプーについてはこちらの記事を参考にしてください。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージは優しく優しくが基本です。
擦ったり爪を立てたりしないように。
指の腹と手の腹で優しくマッサージします。
まずはこめかみの上を後ろに引き上げるように回しながらマッサージします。
次はこめかみより少し上を同じようにマッサージします。
最後はトップです。
頭のトップには百会というツボがあるので、手のひらで優しく押していきます。
次は襟足からトップに向かって優しく回しながらマッサージします。
動画で紹介されているのは、おおよそ同じ内容です。
こちらの動画は参考になります。
とにかく頭皮を傷つけないように。
優しく頭皮をゆっくりとズラして柔らかくしていくイメージが大切です。
頭皮の血流改善
頭皮の健康にかかせないのが、血流の改善です。
どうすればいいのか?
食生活の改善が一番のポイントです。
『まごはやさしい』という頭文字のものをとるように意識すること。
「ま⇒豆」
(納豆・大豆・豆腐・あずき・黒豆・油揚げ・高野豆腐など)
「ご⇒ごま」
(アーモンド・ごま・ピーナツ・くるみ・栗・ぎんなん・松の実など)
「わ⇒わかめ」
(ひじき・わかめ・のり・昆布・もずくなど)
「や⇒野菜」
(ほうれん草・トマト・白菜・キャベツ・セロリ・もやしなど)
「さ⇒さかな」
(青魚や鮭など)
「し⇒しいたけ」
(まいたけ・マッシュルーム・しいたけ・しめじ・エリンギ・なめこなど)
「い⇒いも」
(じゃがいも・さつまいも・里芋・山芋など)
最近では『よ』と『な』も付け加えられ
『まごわやさしいよな』とも言われています。
『よ』はヨーグルトで『な』はナッツです。
昭和初期の食卓のイメージが良いです。
間違っても欧米の食生活はしないようにしましょう。
おわりに
頭皮の健康を意識することで、良いことがいっぱいあります。
頭皮マッサージをマメにしていくと、リフトアップ効果も望めます。
頭皮も顔のお肌も1枚の同じ皮で繋がっているからです。
また、髪のツヤやハリが出てボリュームが戻ってくるとアンチエイジング効果も期待できます。
意外と髪が寂しかったりパサパサでうねっていると実年齢より上に見られます。
食生活を改善することでお肌の調子もグンと上がります。
頭皮の健康を良くして、気分も上げませんか?