髪の毛がチリチリ・ウネウネ!
俗に言う
- 縮れ毛
- ビビリ毛
- くせ毛
- パサパサ毛
- ダメージヘア
パッと思いつくのは芸能人の東野幸治さん。
昔から髪の毛がチリチリ・ウネウネの縮れ毛・くせ毛の人もいれば、年令とともに髪の毛がチリチリがひどくなる人もいます。
髪の毛には
- 【直毛】
- 【波状毛(はじょうもう)】
- 【縮毛(しゅくもう)】
の3つに分けられます。
縮毛には、
- 【捻転毛(ねんてんもう)】
- 【連珠毛(れんじゅもう)】
の2種類あります。
チリチリの髪の毛は、縮毛タイプ。
ウネウネの髪の毛は、波状毛タイプと考えられます。
[char no=”1″ char=”かみの先生”]まずはチリチリの原因を簡単に説明していきますね。[/char]
チリチリの原因 毛穴
毛穴が上に向いて真っ直ぐ開いている人は髪の毛は真っ直ぐ生えています。
直毛です。
毛穴の形が縮れ毛やウネリ毛を育てています。
毛穴の形がずーっと真っ直ぐだと直毛ですが、少し歪んでくるとクセが髪の毛についてきます。
最近クセがキツくなってきたなぁって人は、毛穴の形が変化している可能性が高いです。
[char no=”2″ char=”かみやま看護師”]毛穴の形が変化するのは、頭皮の硬さや潤いが関係しています。[/char]
チリチリの原因 頭皮のかたさ
頭皮のかたさがチリチリの髪の毛にする理由は、先程説明した通り毛穴の形が変わるからです。
[char no=”1″ char=”かみの”]毛穴の形が変わる理由は、頭皮環境が変化しているから。[/char]
一番の理由は頭皮の弾力が失われているからです。
頭皮もお肌も若い時は弾力があり、ピチピチです。
それが年令とともに弾力が失われてしまいます。
[char no=”1″ char=”かみの先生”]一番聞きたくない加齢という問題です。[/char]
チリチリの原因 加齢
加齢になるとチリチリの髪の毛になりやすい。
ある年齢から
『なんか髪の毛がパサパサしだした…』
『ウルツヤ髪に程遠い…』
って自分の髪の毛の変化に気付き出します。
女性は30代半ばから女性らしくあるための美に関するものが減少していきます。
- 女性ホルモン エストロゲン
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- セラミド
これらのものが減少すると、頭皮の潤い不足と頭皮の弾力低下につながります。
赤ちゃんの頭皮を優しく押してみると自分との差に愕然とします。
プニプニで柔らかい赤ちゃんの頭皮と、硬くなっている自分の頭皮。
弾力低下の頭皮は真っ直ぐだった毛穴の形も変化させます。
支えている周りの肉が弱っているので真っ直ぐ向くことが難しく、色々な方向に毛穴が変化します。
これが、年齢とともに髪の毛にクセがついてくる大きな原因です。
[char no=”2″ char=”かみやま看護師”]髪そのものの基本的な構造が原因のチリチリの髪の毛もあります。[/char]
チリチリの原因 髪の中
髪の毛の構造は3層になっています。
一番外にキューティクル。
二番目にコルテックス。
髪の毛の芯がメデュラ。
コルテックスが髪の毛の8~9割占めています。
コルテックスにはOコルテックスという柔らかいタンパク質とPコルテックスという硬いタンパク質があります。
Oコルテックス:オルトコルテックス
Pコルテックス:パラコルテックス
くせ毛の人はOコルテックスという柔らかいタンパク質の比率が多い事がわかっています。
そして、OコルテックスとPコルテックスの整列が均一だと直毛、不均一だとチリチリの髪の毛・くせ毛に。
チリチリの髪の毛の人が悩むのは湿気です。
湿気が高くなると髪の毛を朝必死で伸ばしたのに、気づけばウネウネ・チリチリに。
[char no=”2″ char=”かみやま看護師”]これはOコルテックスが柔らかく吸収性が高いので、湿気を吸収し変化しているからです。[/char]
チリチリの原因 遺伝
難しい話になりますが、遺伝でチリチリの毛になる人にはいくつかのパターンがあります。
遺伝性毛髪疾患と言われる症状です。
非症候性と症候性に分類され、更に細かく分類されます。
優性縮毛症と劣性縮毛症と別れまだまだ解明したと言えないけど、かなり明らかになってきているそうです。
連珠毛は常染色体優性遺伝がほとんどだそうです。
[char no=”1″ char=”かみの先生”]難しい話ですがちょっと頭に入れておくと良いと思いますし、不安な人は皮膚科などで相談してみることをオススメします。[/char]
チリチリの毛を改善するには
チリチリの髪の毛を改善したい。
*大前提として遺伝性毛髪疾患の場合は除きます。
年齢による体質の変化やバランスの悪い生活習慣が原因と思われる場合の改善方法・対処法を順に説明していきますね。
オススメの対処法 頭皮環境
まずは頭皮環境が悪化したケース。
前に説明したとおり、女性の美に関するホルモンなどはある年齢を境に減少します。
減少することによって起こる事が、頭皮の潤い不足と弾力低下。
エストロゲン・コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミドという、頭皮に必要なものが30代半ばから減少するのにケアをしない人が意外に多いんです。
頭皮も顔のお肌も1枚の皮です。
同じように保湿ケアや血行不良の改善を行いましょう。
[char no=”2″ char=”かみやま看護師”]まず最初にするべきことは、シャンプーの見直し。[/char]
洗浄力の強いシャンプーを使うと、頭皮に必要な油分も奪い取ってしまいます。
アミノ酸系のシャンプーに変えることをオススメします。
また、お湯の温度は40度前後。
高すぎると油分をムダに奪い取るので注意が必要です。
[char no=”2″ char=”かみやま”]頭皮専用の保湿ローションやヘアオイルなどを使うこともオススメです。
顔用の化粧水でもOKです。[/char]
オススメの対処法 生活習慣
生活習慣で先ず見直すべきことは食生活。
年齢とともに減少するものを補うような食生活に変えることがオススメ。
女性ホルモンの減少などが頭皮の潤い不足と弾力低下につながるので、体内からもケアすることが必要です。
【まごわやさしい】という食生活を意識すると良いと言われています。
「ま⇒豆」
(納豆・大豆・豆腐・あずき・黒豆・油揚げ・高野豆腐など)
「ご⇒ごま」
(アーモンド・ごま・ピーナツ・くるみ・栗・ぎんなん・松の実など)
「わ⇒わかめ」
(ひじき・わかめ・のり・昆布・もずくなど)
「や⇒野菜」
(ほうれん草・トマト・白菜・キャベツ・セロリ・もやしなど)
「さ⇒さかな」
(青魚や鮭など)
「し⇒しいたけ」
(まいたけ・マッシュルーム・しいたけ・しめじ・エリンギ・なめこなど)
「い⇒いも」
(じゃがいも・さつまいも・里芋・山芋など)
最近では『よ』と『な』も付け加えられ
『まごわやさしいよな』とも言われています。
『よ』はヨーグルトで『な』はナッツです。
睡眠不足は美容だけでなく、チリチリの髪の毛にもNGです。
睡眠時に出る成長ホルモンは髪の毛の大部分であるタンパク質の合成を促します。
睡眠の質が悪いと成長ホルモンの分泌も悪くなります。
寝る前の1時間くらいはテレビやスマホを見ることをやめ、神経を落ち着かせて眠りに入る事も重要。
また、寝具も合っていないと熟睡出来ません。
枕やマットなども一度見直しても良いと思います。
運動不足は成長ホルモンの分泌が悪くなります。
[char no=”2″ char=”かみやま看護師”]適度な運動は健康と美容に必須。[/char]
加圧トレーニングなどは成長ホルモンの分泌が促されるので、チャレンジしてみては?
最後は日焼け対策。
頭皮は身体の一番上にあり、紫外線が一番当たっています。
潤い不足の頭皮に紫外線はダメージを与えます。
日傘などで対策をするか、最近話題の飲む日焼け止めなども有効です。
オススメの対処法 ヘアケア
毛穴の変形がチリチリの髪の毛にしていると前述しました。
毛穴が汚れて詰まっていると変形につながるので、いつもキレイな状態にしておく必要があります。
ヘッドスパなどはオススメですが自宅で毛穴ケアを行いたい場合は、炭酸シャンプーなどもオススメです。
皮脂汚れがシッカリと落ちるので、3日に1回程度を炭酸シャンプーに変える事で毛穴洗浄になります。
オススメの炭酸シャンプーはこちらを参考に。
また、濡れたまま寝てしまうのはチリチリの髪の毛に一番ダメなこと。
シッカリとドライヤーでクセを取るように乾かしてから寝ましょう。
[char no=”1″ char=”かみの”]洗い流さないトリートメントもチリチリの髪の毛にはオススメです。
少しでもクセがつかないようにケアすることが大事です。[/char]
オススメの洗い流さないトリートメントはこちら。
縮毛矯正とストレートパーマ
縮毛矯正とストレートパーマって結局何がどう違うの??
答えは『アイロンを入れるかどうか』だけです。
ストレートパーマは薬剤だけでクセを取る。
縮毛矯正は更にアイロンで熱を入れて、強いクセも取る。
このアイロンの工程が入るかどうかです。
チリチリの髪の毛でも、チリチリ度合いによってオススメは変わります。
チリチリの髪の毛は絶対に縮毛矯正じゃないとダメってイメージを持っている人もいますが、ちょうど良い感じのクセが出るのでストレートパーマが良いってケースもあります。
前髪や顔周りだけ縮毛矯正をするという方法もあります。
[char no=”2″ char=”かみやま看護師”]一度、美容師さんに相談をしましょう。[/char]
湿気対策
梅雨時期から夏にかけて、日本は湿気が多いチリチリの髪の毛には厳しい季節になります。
どうしてもジメジメした季節になると、髪をバッサリ切ってスッキリしたいもの。
しかし、チリチリの髪の毛は長いほどクセが抑えられます。
短くすると自分でもビックリするほどクセが強く出ます。
この時期に
『うっとうしいからバッサリやってください!』
っていうのはNGです。
湿気が多いときこそ我慢してロングヘアーがオススメです。
前髪も長いほうがウネリも出づらいので、春先から伸ばしておくのが良いでしょう。
縮毛矯正をするタイミングも梅雨に入ったと同時になるように計算するのも湿気対策になります。
おわりに
チリチリの髪の毛とは、うまく付き合っていく必要があります。
若い頃と同じようにはいかないことを認識して、良い感じのクセを楽しむのが一番オススメ。
[char no=”1″ char=”かみの”]大事なことは、頭皮のケア。
毛穴の汚れや頭皮の保湿に注意をしましょう。[/char]
頭皮環境が悪いと、チリチリの髪の毛だけでなく抜け毛・薄毛の問題にも発展します。
日々のエイジングケアが、マイナス10歳への道です。