産後の最大の悩みと言っても過言ではないテーマ、それは…

 

「産後のセックス問題」

 

ではないでしょうか。

 

 

産後は様々な理由によって女性の性欲は下がる、もしくは消滅します。

 

生活の変化や疲労などによって

 

「それどころじゃない」

 

という気持ち、さらには

 

「気持ち悪い」

 

「触られたくない」

 

と思ってしまうケースも珍しくありません。

 

夫のことは大切なのに、どうしてもセックスという行為には臨めない。

 

この何とも表現しにくい感覚は、とてもよく分かります。

 

 

何がつらいって、かなり深刻に悩んでいるのに誰にも相談できないこと。

 

個人差はありますが、少なくともいつでも話題に出せる内容ではありませんし、相手も選びます。

 

しかし、産後のセックスレスは夫婦関係の今後を大きく左右する問題。

 

決して放置してはならないことです。

 

セックスレスは産後離婚や、熟年離婚不倫など様々な夫婦トラブルの引き金になります。

 

もちろんそれだけが原因ではありませんが、夫婦の気持がすれ違ってしまうきっかけになってしまうのです。

 

ただ女性としては

 

「このまま逃げていてはダメ」ということが分かっていても具体的にどうやって解消していけばいいのか、どうやって夫と向き合っていけばいいのか分からずに一人で抱えてしまうことが多いです。

 

そんな女性たちに理解してほしい、産後の夫婦生活のホンネについてまとめました。

 

 

産後、セックスが苦痛になる人はどれくらい?

 

産後、セックスが苦痛になる人や、疲れやストレスでそんな気持ちになれなくなってしまうのは珍しいことではありません。

 

むしろ、圧倒的に多数派です。

 

                                                                出典元:ママチャンネル                                                                                                     

 

子供のいる既婚女性を対象としたこちらの調査では、約7割の女性が「一生セックスしなくてもいい」と思ったという調査結果が出ています。

 

きっと、共感している女性も多いことと思います。

 

一般社団法人日本家族計画協会が2016年10~11月に、全国の16~49歳の男女3000人に行った調査では、婚姻関係にある男女のセックスレスは47.2%!しかも毎年増加傾向にあります。

さらにコンドームで有名なデュレックス社が、「年間のセックス平均回数」を調査したところ、一位ギリシャの164回、二位ブラジルの145回、三位対でロシアとポーランドが143回。比べて日本は48回という最低ランク。

引用元:ママチャンネル

日本人は性に対して消極的な傾向にあり、セックスレスに陥る割合も高いのです。

 

 

この調査のセックスレスの原因は、女性側の問題だけではありません。

 

しかし多くの女性が

 

「産後夫に触れられるのが嫌になった」

 

「性交に対する恐怖感や嫌悪感が強くなった」

 

と話しています。

 

これは、実は女性の本能としては当然の原理。

 

出産を機に女性がここまで変わってしまう理由、そして男性との違いについてを考えてみましょう。

 

子育て中のセックスに対する嫌悪感

 

子育て中は異様なまでにセックスに対する「嫌悪感」が強まります。

 

結婚前までは、愛する人との幸せな時間だったはず。

 

もちろんマンネリ化はするものの、今ほどではなかったでしょう。

 

産後の女性のセックスに対するイメージはこんなものがあげられます。

 

 

  • 気持ち悪い
  • 汚らわしい
  • 恥ずかしい(批判的な意味で)
  • くだらない
  • 必要性がない
  • 興味がない
  • 面倒くさい

 

どうでしょうか。

 

「断固拒否」的な感情が多いですね。

 

結婚前も、「セックスが面倒だな。」「疲れていてそんな気分ではないな。」と思ったことがあるでしょう。

 

でも、出産をするとその程度の感情では済まなくなります。

 

  • 夫と肌が触れる距離に座るのも嫌
  • 触られるのが不快
  • 生理的に無理

 

という、激しい拒否反応が出てしまうことも多いです。

 

産後のセックスレスの原因となる10個の項目

 

産後の女性が、なぜここまでセックスに対して否定的になってしまうのか考えてみましょう。

 

女性側の原因には非常にたくさんの原因が考えられます。

 

 

1. 育児の疲れ・ストレス

 

第一に言えることは、育児で疲れきっていてセックスどころではないということ。

 

産後数カ月間は夜中も授乳やおむつ替えで起きなくてはならないし、夜泣きでじゅうぶんな睡眠さえとれないことも多いです。

 

普通に暮らすだけでも精一杯なので、そこにセックスが入り込む余地なんかないと思ってしまいますね。

 

また、初めての育児で赤ちゃんに関する悩みや不安が大きい場合は、特にセックスに消極的になる傾向にあります。

 

男性はストレスがたまるとセックスで発散しようとすることがありますが、女性はその逆です。

 

ストレスが溜まっている状態だと思うようにリラックスできないので、気持ちが付いていかずセックスが苦痛になってしまうことがあります。

 

 

2. 本能的な問題

 

産後は赤ちゃんを守ることを最優先に考えるのが母親です。

 

動物の本能的に、女性ではなく「母親」としての脳に切り替わっているのも原因。

 

産後に性欲が高まって奔放になる人も一定数いますが、圧倒的に「赤ちゃん中心」の脳になってしまう人が多いです。

 

自分のことさえ後回しにして育児をしている状況なので、セックスに限らず他のことに興味が湧かない、魅力を感じないというのは不思議なことではありません。

 

 

3. 自由な時間が欲しい

 

産後の女性には、自由な時間がほとんどありません。

 

赤ちゃんを寝かしつけて、自分が寝るまでの1~2時間が唯一の自由時間。

 

それも時には家事でつぶれてしまうこともあるし、赤ちゃんがイレギュラーに泣きだしてしまうことも。

 

育児中の女性にとって、寝る前のほんのわずかな自由時間は希望の光のような存在なんですね。

 

そんな貴重な時間をセックスに費やすことに価値を感じられないこともあります。

 

 

4. 夫の協力姿勢がない

 

産後、女性は家事に育児にと自由な時間がないことも多いです。

 

いわゆるワンオペ育児をしている場合、夫にもっと協力してほしいと思っていることも。

 

しかし夫は帰宅してからダラダラお酒を飲みながらテレビを見たり、好きなことをして何時間も過ごしていたりします。

 

そんな状況にイライラしてしまうケースは多いですよね。

 

夫が家事や育児に協力的ならセックスにも応じる気になれるけれど、何もしてくれない夫の要望に応える気にはなれないという意見も多いです。

 

 

5. セックスの痛みへの不安

 

産後は会陰切開の影響や分泌液の減少によって、性交痛が起こることもしばしば。

 

セックスを再開してみたはいいけれど、痛くてできない、怖くて楽しめないという経験が「トラウマ」となって、いつまでもセックスに積極的になれないことも多いです。

 

痛いと言って中断したり、雰囲気を壊すことで夫をがっかりさせたくないという思いから我慢してしまう女性も多いでしょう。

 

しかし本音を隠すことで余計にセックスに対する嫌悪感や恐怖感が増してしまいます。

 

 

6. 赤ちゃんが気になって集中できない

 

赤ちゃんが泣くのではないか、という不安からセックスに集中できないのも原因のひとつです。

 

同じ寝室で赤ちゃんが寝ていると、ちょっとした寝返りや呼吸音も気になってしまうもの。

 

赤ちゃんの姿が見えるとセックスに対する気持ちも冷めてしまうし、汚らわしいことをしているような気持になると言う意見もあります。

 

 

7. 体系へのコンプレックス

 

妊娠・出産によって体系が崩れてしまったこと、太ってしまうことでコンプレックスを感じている人も多いです。

 

夫はそれ程気にしていないのに、妻が自分自身に自信を持てなくなって消極的になるというケースもあります。

 

セックスのときに体が露出されることで、体系が変わってしまったことへのショック、以前に比べて太っている自分を突き付けられるような感じがして苦痛だと思う人も多いです。

 

 

8. 授乳中

母乳をあげている時期は、胸の張りや痛みがあることも多いです。

 

また赤ちゃんのものになっているので、触られても心地良くなくむしろ不快。

 

乳首や子宮への刺激により母乳が出てしまうこともあるので、今までのセックスとは全然違うものになりますし、感じ方も違ってしまいます。

 

 

9. ホルモンバランス

 

産後の女性はホルモンのバランスが不安定になったり、通常のホルモンバランスとは違った分泌状態になったりするもの。

 

女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)が急激に減少して、授乳による母性ホルモン(プロラクチン)が多量に分泌されます。

 

また、スキンシップをとることで分泌されるオキシトシンというホルモンがあります。

 

これは今まで夫とのスキンシップで分泌されることで幸福感を得ていたのですが、赤ちゃんが生まれてからは赤ちゃんとのスキンシップでじゅうぶんに満たされてしまうように。

 

すると余計に夫とスキンシップを取る必要がなくなり、性欲も湧きません。

 

 

10. プレッシャー

 

夫が求めてくることに対してプレッシャーを感じてしまうことで、セックスへの拒否反応を強めてしまうこともあります。

 

  • 夜になると憂鬱なる
  • 子供を寝かしつけたあと夫の顔を見られない
  • セックスを断った翌日の険悪さ

 

などなど、夫に対して申し訳ないと言う気持ちがあればあるほど、セックスに対するイメージが悪くなって悪循環となってしまうことも少なくないです。

 

産後、セックスしたくないのは当然。でも…?

産後の女性はセックスどころではない、それは当然のことです。

 

ある程度は夫にも分かってもらえることです。

 

でも

 

「無理なもんは無理、しょうがないでしょ?」

 

というスタンスでは、夫婦関係がうまくいきません。

 

母親なんだからセックスなんて無理。

 

赤ちゃんいるのに、そんなことできない。

 

女性ならみんなそう思えます。

 

でも、男性にも同じようにその感覚が伝わっていると思ったら実は大間違い。

 

男性は、産後だろうが真横に赤ちゃんがいようがセックスできます。

 

その男性の感覚、女性にはさっぱり分かりませんよね?

 

それと同じで男性も、産後の女性がセックスを断固拒否する感覚が全然分からないのです。

 

 

女性は妊娠~出産、産後と、長い期間をかけて母親になる準備をしてきました。

 

さらに、体や脳が自然と子育てモードに入ってきます。

 

しかし、男性はそうではありません。

 

女性が感じることを耳で聞く、目で見ることしかできません。

 

体感したことは赤ちゃんを抱っこすることだけ。

 

父親としての自覚や、育児モード突入という感覚も女性に比べて弱いのは当然です。

 

 

夫婦でセックスに対して積極的に話し合うこと

 

話しにくいデリケートなことかもしれませんが、話合わなければセックスレスは一生解決しません。

 

夫婦は、別の性を持っているので相手の感覚を完全に理解することは難しいもの。

 

「産後だからしたくないのは当然でしょ?」

 

と頭の中で思っていても、夫には正しく伝わっていません。

 

1から10まで本音ですべて話し、夫の意見も全て聞く。

 

そこからがスタートだと思います。

 

 

日本人の世界的セックスレス順位が高いのは、性に対する話し合いをしないからです。

 

日本は性教育が遅れていたり概念がゆがんでいることなどでも問題になっていますが、性ついて語られる機会が少なすぎます。

 

ひとりで考え、抱え、我慢しているから最終的に壊れてしまうのです。

 

デリケートな問題こそ、本音で素直に話し合ってください。

 

 

例えば

 

  • 夫に対する感情(好きとか愛しているとか)
  • なぜセックスする気になれないのか
  • セックスよりも大切にしたいことは何か
  • 夫にどう協力してほしいか
  • セックスの代わりになるスキンシップ(オーラルセックスなど)
  • この先のセックスをどう考えているか

 

まずは自分で、自分の気持ちを整理して確認してみてください。

 

何に対して嫌悪感を持っているのかや、夫にどんなことを求めているのかなど、意外と自分でも気が付かない感情があることに気付きましょう。

 

まずは自分自身で整理して考えてから、素直に夫に話してみましょう。

 

もし、ここまで誠実に向き合っても夫が理解してくれないならそこまでです。

 

夫との考え方、価値観が合わないという「セックス以前の問題」

 

きっとセックス以外のことでも問題が起きているか、この先起こるのではないでしょうか。

 

 

男性目線になることも時には必要です!

 

男性は、強くてたくましくて頼れる生き物だと思っていますか?

 

多くの女性が、男性は女性を守ってくれる強い存在だと思っているでしょう。

 

でも、実は違うのです。

 

男性は本来、女性を元にして作られた性。

 

男性にも乳首があり、性器は外側に出る形で造られていますよね。

 

生物学的には、女性を基本として男性が発生しているということが立証されています。

 

また男性は寿命も女性に比べて短く、病気にもかかりやすい傾向に。

 

メンタルも繊細で傷付きやすい人が多く、それなのに立派で頼られる存在でなければいけないというプレッシャーがあります。

 

つまり男性は、女性に比べてとてもか弱い生き物なのです。

 

 

また女性にとってセックスとは、人生の中のちょっとした出来事のひとつでしかないのでは。

 

冷蔵庫にたくさん入った食材の中のひとつでしかありません。

 

でも、男性にとってのセックスはそんな小さな存在ではないのです。

 

切らしたらもう大変、「お醤油」ってところでしょうか。

 

男性の性欲は「自分を認めてもらう」ことや「自分の存在価値」と同じ。

 

生物学的には、女性に求愛して自分を選んでもらい、子孫を残すことが男性の役目。

 

男性の性欲を否定することは、存在そのものの否定になってしまうのです。

 

 

家庭を築いた男性は妻や子供を一生養っていかなければなりません。

 

体がきつくても上司にいじめられても、お金を稼がなければなりません。

 

精一杯虚勢を張ってストレスを抱えているので、家に帰ってきたら妻の肌に触れ、癒されたい。

 

ただそれだけです。

 

無条件にセックスを受け入れてくれる妻がいることは、男性の生きる糧になります。

 

子供と家事で手一杯であなたの相手などできないと突き放されるのが、どれくらいつらいか少しだけ考えてみてください。

 

「うちの夫はセックスがなくたって全然平気そうだし、うちは例外かな。」

 

と思っている人もいるかもしれませんね。

 

でも、セックスが全くなくて平気な男性はいません。

 

相手の性を知ることは、相手の気持ちを理解することに繋がります。

 

私たち女には、それも想像することしかできませんが、相手の立場になって考えることはとても大事です。

 

自分の気持ちも大切だけれど、夫の気持ちも深くくみ取り、見逃さないで欲しいものです。

 

 

育児中のセックスレス解消には4~5年かかることも

 

産後数カ月~3年くらいまでの間は、セックスを楽しみたいなんて気持ちにはなれなくてもしかたがありません。

 

今すぐにどうにかしようと思っても、メンタルの問題も大きいのですぐ解決できないことも。

 

しかし4~5年ほど経つと子供にも手がかからなくなり、セックスの環境も整いやすくなります。

 

ちょっと長いと思いましたか?

 

4~5年間一切のスキンシップがないのは危険ですが、できる範囲でお互いに歩み寄っていくことで徐々にセックスレスの解消に繋がります。

 

ただし2人目、3人目と子供が増えるにしたがってさらにハードルが上がることもあるので、セックスに対する悩みは一生付きまとうのかもしれません。

 

ただし、2人目以降時間的に忙しくなる一方で、育児に対する知識や経験が豊富になり余裕が生まれます。

 

 

それに加えて育児ばかりでなく、女性としての自分や個人の時間を楽しみたい気持ちも生まれてくる頃。

 

 

子供を産んだからと言って、一生セックスが必要なくなるということは決してありません。

 

 

「セックスなんて」

 

「そんなもの要らない」

 

と切り捨ててしまうのはナンセンスです。

 

性欲は、食事や睡眠と並ぶ三大欲求です。

 

おざなりにしていいわけがありません。

 

人生においてちゃんと意味があって、必要なこと。

 

汚らわしいものでも、悪いことでもない神聖なものです。

 

今は子供を育てることで手一杯で、それ以外のことは考えられないかもしれません。

 

夫の相手をする余裕も、そんなにないですよね。

 

でも、子供がもっと大きくなって夫と二人の時間が増えたときにはどうでしょう?

 

夫の気持ちが離れていってしまったことに、そのとき気付いて後悔しても遅いです。

 

夫の気持ちを満たすためにも、これからの夫婦関係においても、セックスが全く意味のないものとなることはありません。

 

嫌な気持ちを押し殺してまでする必要はないけれど、その気になるために少し努力するとか、夫と別の形でスキンシップを取ることは大切です。

 

時間はかかっても、前向きに考えていれば状況はよくなるはずです。

 

そして、何よりも大切なのは素直に気持ちを打ち明け、話し合うこと。

 

デリケートなこと、他の人には話せない恥ずかしいことだからこそ、夫婦でしっかり話し合わなければいけないのではないでしょうか

 

 

さいごに

産後、セックスがしたくない原因と、それを解消するための考え方をまとめてみました。

 

  • 恥ずかしがらないで話し合うこと
  • 要望や意見はしっかり伝えること
  • 夫を大切に想うこと

 

それだけです。

 

他の事では意見交換し合える夫婦でも、セックスのこととなると想いを内に秘めてしまうことが多いもの。

 

デリケートな問題だからこそうやむやにしないで、すっきりさせたほうがいいはずですよ。

 

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