「抹茶」は根強い人気で日本人のみならず、日本のお土産としても選ばれていますよね。
日本茶文化の代表とも言える「抹茶」
ここ数年で「Green Tea」から「MATCHA」でも通用するほど広く世界中に知られることになりました。
こんなにも多くの抹茶風味の食べ物が広まった背景には、やはり外国人観光客の影響があるのではないのでしょうか?
ドラッグストアや免税店などでも「宇治抹茶キットカット」を大量に購入する外国人を目にした方も多いと思います。
そんな抹茶は私たちの身近なところではもはや定番商品となっています。
コンビニエンスストアの食料品コーナーにも、たくさんの「抹茶味」の商品が並んでいます。
おまんじゅうやようかん、どら焼きのといった和菓子だけでなく、パフェ・チョコレート・アイスクリームといった洋菓子でも定番商品となっています。
有名な洋菓子店のマカロンでさえ抹茶味の人気が高いようです。
抹茶スイーツ流行の始まりは1996年。
抹茶を使ったアイスクリームを売りだした、ハーゲンダッツと言われています。
当時はバニラよりも人気だったといいます。
そのほかにもにパンや麺に抹茶を練りこんだもの、抹茶風味のドリンクというのももありますよね。
そこで今回はローソン・セブンイレブン・ミニストップ・ファミリーマートの抹茶スイーツを食べ比べてみました。
皆に愛される抹茶の秘密を探ってみましょう。
抹茶の基礎知識
お茶が最初に発見されたのは紀元前2700年ごろの中国と言われています。
遣唐使が往来していた奈良・平安時代に、最澄(さいちょう)、空海(くうかい)などの留学僧が、唐よりお茶の種子を持ち帰ったのが、わが国のお茶の歴史の始まりとされています。
当時は、薬として用いられたようです。
とても貴重な物で上流階級の限られた人しか飲むことができなかったそうですよ。
そこから長い時を経て、宇治の農家で誕生したのが抹茶です。
千利休によって茶の湯が発展し、広められていきました。
私たちがよく知るのはこの抹茶ですよね。
さて、「抹茶を点てる」とか「お点前」という風に点という字が使われますよね。
これは中国で「点茶」と呼ばれているからだそうです。
抹茶に関わる言葉にのみ「点」の字をあてるなんてわびさびをかんじますね。
抹茶は緑茶の一種で碾茶(てんちゃ)を粉にしたものや、それにお湯を加えたもののことを言います。
この粉末のものを練りこんだり混ぜたりして、抹茶風味の食べ物となります。
揉んだ茶葉を湯に浸して抽出した成分を飲む煎茶とはちがい、抹茶は茶葉そのものをいただいているという事になりますね。
お茶の主な有効成分は、タンニン・カフェイン・ビタミン類です。
しかしビタミンAや繊維質は、お茶の葉には含まれているものの、水に溶けない性質のため、煎茶や玉露などでは茶殻に残ってしまいます。
抹茶のすぐれたところは、これらの成分をすべて取り入れることができるということです。
ローソン
マチカフェ
味わいしっとり抹茶のガトーショコラ
150円 157kcal 期限2ヶ月半ほど
出した瞬間ちっちゃ!
と驚きました。
贅沢に素材を使っているからなんですね。
ちょびっとずつ食べたい。
そんな風に思える焼き菓子です。
紙トレーはミシン目で切り取ると食べやすくなります。
と丁寧に注意書きが書いてあります。
手が汚れない配慮がすごいですね。
お味ですが京都産宇治抹茶を使用していて、抹茶本来の豊かな香りを楽しめます。
ガトーショコラというからにはチョコレートは入っているもののけして主張しすぎていません。
あくまで主役は抹茶!
という感じです。
さてこの商品ヨックモックで製造されているんですね。
ヨックモック(YOKUMOKU)は、葉巻状クッキーのシガールに代表されるクッキーを中心とした老舗洋菓子メーカーです。
現在、日本全国の百貨店に約160店舗を展開している有名なブランドです。
アメリカ合衆国やアジア各国をはじめとする海外への輸出も行っているようです。
なのでこんなにコンビニスイーツとは思えぬ高級感のある味わいなんですね。
納得しました。
ローソンのスイーツブランド「MACHI café 焼菓子」は、専門店同様の原料と製法を用いた焼菓子本来の香りと食感の商品を作っているそうです。
ヨックモックの抹茶ガトーショコラ、ローソンでしか食べれない商品です。
ファミリーマート
ファミマスイーツ
ぷにほっぺ(宇治抹茶)
108円 期限3日
京都府産宇治抹茶使用
パッケージのイラストがかわいい。
どれほどぷにぷにしているのか気になる商品です。
「もちもち食感の生地」 「抹茶クリーム」と表記があります。
昭和45年創業・設立の手作りデザート(洋生菓子)専門メーカーとして主にファミマのデザートを作っている㈱デザートランド製造商品です。
さてさてお味は…
お餅でもなくパンケーキでもない!
生地の触感が特徴的で不思議な感じ。
本当に赤ちゃんのほっぺのようにやわらかいです。
中の生クリームはすごーくやわらかくあっという間にとけてきえていきます。
抹茶はそれほど主張しすぎていない感じ。
皆に愛されるお味です。
しかし、生地が柔らかすぎて袋に少し張り付いていたのがショック。
出した時にちょっとはがれてしまいました。
セブンイレブン
お茶を味わう宇治抹茶シュー
150円 262kcal 2日
シュー生地はいたってシンプル。
なのでクリームの味が引き立ちます。
抹茶がとにかくに濃厚!
ほんとにお抹茶をいただいている感じです。
濃く苦味も再現されています。
お抹茶好きにはたまらない期待を裏切らないシュークリームです。
地味になりがちなシュークリームのパッケージに抹茶色のプリントでセブンイレブンのロゴが。
セブンイレブンさんの配慮を感じました。
ミニストップ
お抹茶あんみつ
198円139kcal 2日
㈱ドンレミ製造商品です。
フタを開けてみると中皿にきな粉がかかったホイップクリーム・つぶあん・黄桃・エンドウがのせてあります。
横には別添えの黒蜜。
中皿を取った下には、寒天・抹茶ソース(ゼリー?)・白玉が入っています。
盛り付けてみました。
この自分で作る感が楽しいですね。
さて、実食。
ホイップは甘さを抑えていますがつぶあんは甘いです。
しかし、寒天・抹茶ソース(ゼリー?)・白玉は甘味がないので黒蜜で調節できます。
更に甘党の人はたーっぷりと黒蜜をかけてお召し上がり下い。
商品の成分表に気になる表示を見つけました。
エノキタケ抽出液とカイワレダイコン抽出液。
エノキにカイワレ??
調べてみると株式会社カネカの開発商品でした。
エノキタケ抽出液
- 飲料等の水溶液に添加することにより、凍結時の氷の食感をなめらかにします。ゼリーに添加することにより、凍結解凍後の離水を抑制します。
- クリームに添加してホイップすることにより、凍結解凍後の食感(なめらかさ)の低下を抑制します。
カイワレダイコン抽出液
- 卵加工品(出汁巻き、プリン等)、畜肉加工品、水産練り製品で凍結解凍した際のドリップ発生や変性(スが入る)の防止、食感維持に効果があります。
- カスタード、ベシャメルソース、クリームブリュレで、凍結解凍した際の食感維持に効果があります。
どちらも凍結解凍後の触感にこだわり使われているんですね。
恐るべし日本人の食へのこだわり。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
いつもながら、各社コンビニエンスストアの商品開発のアイデアには感心させられます。
今や身近になった抹茶スイーツですが、定番商品としてどんどん進化しています。
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