髪の毛、頭皮をきちんと理解している人は
意外と少ないものだと思います。
きちんと理解して
正しいケアをしましょう。
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髪の毛は皮膚の一部が変化
髪の毛は、女性にとって大切なものです。
朝、
髪型が決まらない日は、
すっきりしない気分になってしまう。
私なんて
1日中イライラしてしまうことも
あります。
[char no=”2″ char=”かみやま看護師”]皆さんも同じですよね?
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髪の毛は、
女性のイメージのためだけにあるのではありません。
そもそも髪の毛は
体を覆う皮層の一部です。
皮膚は表皮と真皮と脂肪層からなりたちます。
厳密には、
髪の毛は表皮から発生する皮層の一部です。
日常生活を送る上で
欠かせない働きをしています。
たとえば体温が急激に低下するのを抑えてくれたり、
紫外線をさえぎってくれたり、
ものが頭にぶつかったときにはクッションの役目をして、
その衝撃を軽減してくれたり。
[char no=”1″ char=”かみの先生”]
頭髪のトラブルは、
隠れた病気のサインであるケースも
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髪は入れ替わります
髪が抜けるタイミングは、
- お風呂でシャンプーをしたとき
- 寝ているとき
- ブラッシングのとき
などです。
[char no=”2″ char=”かみやま看護師”]
でも、
正常な頭皮であれば髪の毛がなくならず、
一定の量を保っているのはなぜだと思いますか?
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髪の毛にも寿命というものがあります。
毛母細胞から生まれた髪の毛は
どんどん成長していきますが、
それもやがて寿命を迎え、
自然と抜け落ちていきます。
人間の髪の毛は10万本あるといわれています。
1日に80~100本くらいは自然に抜けていきます。
でも髪の毛がなくならないのは、
次から次へと新しい髪の毛が生えてくるからです。
髪の毛の一生には、
古い髪の毛が抜け、
新しい髪の毛が生えてくるというサイクルがあり、
これをヘアサイクル(毛周期)といいます。
ヘアサイクルは、
- 成長期
- 退行期
- 休止期
の3つのステージにわかれます。
3つのステージではそれぞれ、
髪の毛はどのような状態にあるのか
予備知識として覚えておいてください。
成長期
毛母細胞の細胞分裂が活発で、
毛球部で毛がどんどん製造される期間。
作られた毛を上部へと押し上げます。
毛量全体の約90%が成長期と
言われています。
退行期
次にやってくるのが退行期。
この時期は毛母細胞の細胞分裂が衰えます。
髪の毛の色を決定する
色素細胞の活動も弱まるのも
この時です。
休止期
毛母細胞の細胞分裂が止まってしまう時期で、
髪の毛の製造がストップします。
成長期がやってくる前に、
古い髪の毛は抜けていきます。
女性の薄毛の原因
髪の毛の役目やヘアサイクルについては
なんとなくご理解いただけましたか?
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ここからは
女性の薄毛や抜け毛のメカニズムについて
ご説明します。
前述したヘアサイクルからみると、
[char no=”4″ char=”ウスイ”]「成長期が短くなって休止期にある毛の割合が増えれば薄毛になる?」
[/char]と思われるかもしれません。
これは男性の薄毛の原因に限っていえば
正確といえると思います。
でも、
女性の薄毛の原因には
それとは異なるメカニズムが
働いています。
まずこれを
しっかり覚えておいてください。
もちろん女性であっても
年齢を重ねるに従い、
退行期や休止期にある髪の毛の数は増えていき、
薄毛の原因となります。
しかし、
これ以外のさまざまな原因が重なって、
薄毛が進行することが断然多いのです。
女性の薄毛を促進する要因は大きく6つあります。
- 加齢によるもの
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレス
- 頭皮トラブル
- 生活習慣の乱れ
- 急激なダイエット
思いあたることはありませんか?
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これらが髪の毛のハリやコシをなくし、
ボリュームのない髪の毛、
つまり薄毛を作ってしまうのです。
女性の薄毛と女性ホルモン
「ハリやコシがなくなった」
「パサつきやすくなった」
「髪の毛が細くなった」
などの女性の髪の加齢変化は、
血流が悪くなることと合わせ、
女性ホルモンのバランスが崩れることが
一因とされます。
もちろんこれらがすべて
薄毛へと直結するわけではありませんが、
加齢に伴い髪の毛の状態が
どう変化するのかを知っておくことは、
頭髪チェックをする手助けとなります。
女性ホルモンでよく知られているのが、
エストロゲンとプロゲステロン。
[char no=”2″ char=”かみやま看護師”]
女性らしい体つきを維持したり、
妊娠・出産に大きくかかわるホルモンです。
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髪の毛を保持するために働くとされるのは、
エストロゲンのほうです。
女性ホルモンの分泌は20歳代がピーク。
珊歳を過ぎると徐々に減少し、
45~55歳の更年期に急激に下降を始めます。
加齢に伴いホルモンバランスが崩れるにつれて、
髪質にもさまざまな変化があらわれてくるのです。
20代
女性ホルモン分泌量の頂点に向かう20代は髪の状態も良好。
髪のハリやコシ、
量の多さはピーク。
ただし、質や量には個人差があり、
白髪がでてくる人も。
30代
徐々に髪の毛に波打ったようなうねりがでてくるように。
これは髪が乾燥しやすくなり、
空気中の水分を含んでしまうためで、
指通りの悪さを感じることに。
40代~50代
更年期前後には髪質が低下。
閉経後にはそれが顕著になり、
薄毛が目立ってくることも。
また、白髪が目立って増える人も。
60代以降
髪の加齢変化は顕著になり、
頭皮の乾燥が加速。
薄毛が気になり始める人もいるが、
健常毛の状態をキープする人も。
女性の抜け毛は6つのパターン
女性の薄毛は、
男性型脱毛症のように
特定の部位から髪の毛が後退するのと違い、
頭髪全体が均等に脱毛していくのが特徴です。
- びまん性脱毛症
- 牽引性脱毛症
- 円形脱毛症
- 脂漏性脱毛症
- ひこう性脱毛症
- 分娩後脱毛症(産後)
とくに、髪の分け目が透けてみえるようになります。
これをびまん性脱毛症といい、
薄毛に悩む女性の多くがこのタイプです。
また、
妊娠から出産後にみられるのが
分娩後脱毛症です。(産後の抜け毛)
分娩後脱毛症は、
ホルモンバランスの著しい変動によって、
一時期かなり抜け毛が目立ちますが、
出産後1年から1年半ほどで、
抜け毛の量はもとに戻るのが一般的です。
一般的には、
1度目の出産後よりも、
2度目の出産後のほうが
もとに戻るための時間がかかるようです。
これは加齢の要因が加わるためだと考えられます。
また、
高齢出産などで体力の回復が遅い場合は、
抜け毛の量がなかなか改善されないこともあります。
ほかにも牽引性脱毛症など、
いくつかのタイプがあります。
病気が原因の女性の薄毛
女性の抜け毛は複数の要因が重なって起こりますが、
病気が原因で抜け毛を誘発していることもあります。
- 貧血
- 薬の副作用
- 甲状腺の働きの異常
- 婦人科系の病気
などです。
[char no=”1″ char=”かみの先生”]
病気と関連している女性の薄毛の悩みは
必ず専門の病院で診てもらいましょう。
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[char no=”2″ char=”かみやま看護師”]
女性の場合、
抜け毛の原因がひとつに特定できないからこそ、
病気の有無を調べることはとても大切なことなのです。
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抜け毛だけでなく、
白髪も病気の自覚症状として
あらわれることがあります。
[char no=”1″ char=”かみの先生”]
若いのに白髪が異常に多い、
急激に白髪が増えてきたという場合は、
隠れた病気がないかを調べることが大切です。
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胃腸が弱い、貧血、
甲状腺疾患がある人は注意が必要です。
妊娠中や産後に増える白髪はあまり心配はいりません。
この時期はホルモンのバランスが崩れたり、
胎児にカルシウムなどの栄養をとられたりすることが、
白髪を招く大きな要因となるからです。
軽い円形脱毛症の場合だと
[char no=”4″ char=”ウスイ”]「病院で治療なんて必要ない」
[/char]って放っておく人が多いようですが、
やはり専門のクリニックできちんと診てもらうことが
女性の薄毛を早期解決するポイントです。
まとめ
自分の状態によって
女性の薄毛の対処方法は変わります。
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