クレンジングはお肌の汚れを落とすもの。
汚れだけでなく、必要な皮脂も落とし過ぎているとお肌はドンドン傷つきます。
お肌のシミやくすみ、シワを気にする人は、クレンジングを先ず見直す必要があります。
[char no=”2″ char=”かみやま”]実は一番見落としているのがクレンジングだったという人も少なくありません。
まずは、あなたに合うクレンジングを探してみましょう。
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メリット・デメリット
実際にメイクを落とすときに、どんなクレンジング剤を使ったらいいと思いますか?
クレンジング剤には大きく分けて
- オイルタイプ
- クリームタイプ
- リキッドタィプ
- ミルクタィプ
があります。
[char no=”3″ char=”神木麗”]
基本的に自分の使用感がいいものを使えばいいと思います。
ただし、どれを使っても絶対に肌をこすらないように。
では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
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オイルクレンジング
界面活性剤を多く含みます。
メイクによくなじんで汚れを浮き上がらせるため、フルメイクをしたときなどにはおすすめです。
しかし、ニキビができているときには油分が多いため、避けたほうが無難です。
オイルのぬるぬるが取れるまで洗いすぎて、皮膚をいためることがよくあるので要注意です。
肌が乾燥しているときは、オイルがうるおいを逃さないように手伝ってくれます。
ただし、オイルはあごの下あたりにたまりやすく、ニキビの原因になることもあります。
クリームクレンジング
保湿成分が配合されているものが多く、乾燥肌の人にもおすすめです。
手でそっと伸ばしてメイクとなじませてから落としてください。
リキッドクレンジング
油分と水分を含んでいるためメイクになじみやすく、オイルクレンジングほど肌に負担をかけません。
オイルクレンジングが合わない人で、フルメイクをしているときにはおすすめです。
近頃では、敏感肌の人にもおすすめできるオイルフリーのものもあります。
ミルククレンジング
水分が多めなので、オイルクレンジングなどと比べるとメイクとはなじみにくいのですが、肌にはやさしいクレンジングです。
つけ心地がやわらかく、毎日使うメイク落としならこちらのほうが肌にいいでしょう。
洗い方次第で「シワ」防止に?
[char no=”1″ char=”かみの”]あなたは、クレンジングの時にどこから洗い始めますか?
[/char]クレンジングは、いきなり頬から始めるのではなく、もっとも脂っぽくて皮膚の厚みのあるTゾーンから始めるのが正解です。
おでこから薄くなじませていきます。
頬や目のまわりは1回そっとなでるだけ。
Tゾーンのあたりから、外側に向けて一方向に指を動かしていきます。
顔には表情筋という筋肉がありますが、この表情筋の流れに沿って指を動かしていくと、シワにもなりにくい効果があります。
内側から外に向かって、また下から上へ向かって動かしていきましょう。
シートタイプの注意点
どこでもメイクを落とせるシートタイプのクレンジングも市販され人気がありますが、ついつい力を入れてこすってしまいがち。
こすり過ぎるシートタイプのクレンジングはあまりおすすめできません。
旅行先などでもしシートタイプのクレンジングを使うときは、力を入れずにそっと1回だけ肌の上をすべらせます。
アイメイクなど重点的に取りたいところはその部分にシートを置いて、おさえるようにパッティングします。
また、シートタイプのクレンジングでなくても、コットンを使ってクレンジング剤をなじませるような場合は、化粧用のやわらかい繊維のものを使いましょう。
一枚ずつ分かれているタイプのものより、必要なぶんだけ手でちぎって使うタイプがいいでしょう。
後者のほうがふわふわしていて、肌にふれたときも断然やわらかいため安心です。
また、コットンはそのまま使うよりも、いったん水(できれば精製水)を含ませて使ったほうが、化粧品がなじみやすくなるうえ、顔にあてたときに肌が傷つきにくくなります。
「水洗顔」とは?
そして洗顔で一番大事なポイントが「水」で流すという点です。
クレンジング剤を使って、さらにそれをお湯で洗い流すと、皮脂は完全に奪われてしまいます。
また、お湯で洗うと毛穴がゆるんでしまうという弊害も。
逆に水で洗えば皮膚の筋肉が収縮して、毛穴もキュッとしまり、肌のきめも整います。
冬場はどうするの?
という声が聞こえてきそうですね。
冷水である必要はありません。
皮脂が溶け出すのは41~42度。
これはお風呂の温度くらい。
その半分以下くらいの温度がいいでしょう。
ぬるま湯よりも水に近い、でも手が痛くなるほどではない、常温の水くらいであればOKです。
ポイントのひと手間
あなたに質問です。
夜の洗顔はいつもどのタイミングでおこなっていますか?
[/char]入浴前にクレンジング剤でメイクを落とし、その後洗顔。
あるいはクレンジングだけ済ませてお風呂場で洗顔をしていないでしょうか。
ここまでのポイントをふまえると、クレンジングは入浴前や入浴中にしないで、お風呂上がりに洗面所でおこなったほうがいいのがわかると思います。
入浴前、入浴中にクレンジングをすると、ついお湯で流したくなりますよね。
また、浴室は湿気があってうるおっている感じがしますが、浴室から出た瞬間に急激な乾燥が始まります。
先にメイクを落としてから入浴する場合は、洗顔後の保湿ケアまでしておきましょう。
ノーメイクで過ごした日でも、入浴するときには、保湿クリームをぬって、顔に1枚膜をつくってからお風呂に入るようにします。
このひと手間で、肌の状態がグンとよくなるのです。
わたしの洗顔・クレンジングは間違っていました。
スキンケアは、肌の汚れを落とすこと。
これが、基本と言われています。
メイクをして1日過ごしたあと、ゆっくり時間をかけて洗顔・クレンジングをしていました。
実は、これが一番お肌に負担をかけていたんです。
メイクは油性の汚れです。
人工的な汚れを落としやすくするためのメイク落としは、皮脂などを落とすよりはるかに強い洗浄力を持っています。
洗浄力が強い分、お肌の負担は大きいわけです。
敏感肌の思い込み
健康な肌は、表面にある角質層で外部の刺激から守られています。
これをバリア機能といいますが、角質層が薄かったり弱かったりしてバリア機能が低下した状態を、敏感肌といいます。
敏感肌には、生まれつきのものと、間違ったスキンケアなどで自分でつくってしまうものがあります。
間違ったスキンケアの敏感肌タイプは、いわゆる「思いこみ敏感肌」。
とくに、肌への負担が大きいクレンジング剤を使って角質層をいためているケースがとてもめだちます。
[char no=”3″ char=”神木麗”]誤ったクレンジング法をしている人は、まずクレンジングを見直すことからはじめましょう。
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良く落ちるメイク落としは危険?
メイク落としにはいろいろな種類がありますが、共通して含まれているのが、油分と水をなじませるための、界面活性剤です。
肌に悪いイメージのある界面活性剤ですが、油性の汚れを落とすためには欠かせない成分。
メイク落としは、界面活性剤の量や質によって、肌への負担がまるで違ってきます。
ですから、その日のメイクの濃さに合わせて上手に使いわけましょう。
比較的肌にやさしいのは、洗い流すクリームタイプ、次に乳化ジエル(透明でなく白いもの)です。
反対にもっとも肌をいためるのは、シート状などのふきとりタイプのものと、オイルタイプです。
1分以内
クレンジングには時間をかけて、メイクをしっかり落とさなけれはならないと思われがちですが、それは間違いです。
界面活性剤が肌にふれている時間が長くなれば、肌へのダメージも大きくなりますから、できるだけ手早くすませることが大切です。
豪快な洗いかたの「おやじ洗顔」をイメージするといいでしょう。
まずは、乾いた肌にメイク落としを指でなじませます。
皮層の丈夫なTゾーンから伸ばしはじめ、次にUゾーン、最後にいちばん皮唐が薄い目もとと口もとにのばします。
全体になじませたらぬるま湯で流します。
クレンジングにかける時間は、1分くらいが理想です。
こするとシミ・シワに
ぬるま湯で流したあとの肌を見ると、メイクが少し残っていることもあります。
でも、ここでクレンジングをやり直したりしてはいけません。
クレンジングは、メイクを浮かせて落としやすくするためのもの。
残ったメイクは、このあと洗顔料で落とせます。
すべて落とそうとしてコシゴシこすると、肌の角質層がいたんで肌荒れの原因になり、シミやシワなどの肌老化を早めることに。
クレンジングでは、汚れが6割程度落ちていれば十分なのです。
ポイントメイクが肌に残るのも気になるものですが、アイラインやマスカラが多少肌に残ったとしても、肌に浸透することはありません。
固形石鹸
洗顔料には、ジェル、リキッド、パウダー、フォーム§固形石けんなど、いろいろなスタイルがあります。
また、美白や保湿などの成分が加えられているものもありますが、洗顔料の目的は肌の汚れをしっかり落とすことですから、洗浄力を第一に考えて選びましょう。
美白や保湿などの成分は、すすげば流れてしまうので、あまり意味はありません。
洗顔料としておすすめなのは、シンプルな固形石けんです。
洗浄力にすぐれ、肌に負担がかかりにくいうえ、余分なものも残しません。オイリー肌なら浴用石けん、皮脂が少なめのノーマル~ドライ肌の人は、洗顔石けんを選ぶとよいでしょう。
肌ダメージのもと
「洗顔で皮脂をとりすぎると、乾燥やシワの原因になる」という説があります。
そのため「朝はお湯で流すだけで十分」とか、「しっとり系の洗顔料のほうがよい」と考える人が多いようです。
でも、これは誤り。こうした洗顔法では、肌に皮脂が残って一一キビができたり、酸化した古い皮脂が肌の老化を進めてしまうことになるからです。
肌に皮脂が残ったままだと、その後につける化粧水などの成分も浸透しにくくなります。
メイク汚れのない朝でも、眠っている問に皮脂は分泌されています。
乾燥肌の人も、朝晩の洗顔は洗顔料を使ってきちんと汚れを落としましょう。
洗いあがりの目安
洗顔の基本は、汚れを泡で包みこんで落とすことです。
洗顔料は、肌にのせただけで汚れを落としますから、こすりすぎると肌をいためます。
また長時間肌の上にのせていると、やはり肌へのダメージになります。
そこで重要なのが、洗う順番。
皮脂量が多いTゾーンからはじめ、Uゾーン、皮唐が弱い目もと、口もとの順に泡をなじませ、ぬるま湯でていねいに流します。
指でさわって、キュッというくらいの洗いあがりなら、しっかり洗えています。
朝と夜、季節、メイクの濃さなどに合わせて洗顔料を使いわけるのもよいでしょう。
皮脂量や汚れが多いときは、洗浄力が強めの石けんを使います。
まとめ
- メイク落としは1分以内
- 固形石鹸がオススメ
- 目安はキュッてくらい
- 洗顔料は汚れで使い分ける