クレンジング剤は、ファンデーションや口紅のメイク汚れを落とす目的で使われます。
化粧品はオイルで出来ているため、クレンジング剤にもオイルが含まれており、強い洗浄力があるのです。
そのため、敏感肌の方が洗浄力の強すぎるクレンジング剤を使うと、肌がヒリヒリしたり、かゆみやかぶれの症状が起こる可能性があります。
敏感肌の方は、なるべく低刺激で洗浄力が優しいクレンジング剤を選ぶことが大切です。
しかし、クレンジング剤には多くのタイプがあるので、敏感肌の方はどれを選べばよいのか迷ってしまいませんか?
そこで今回は、敏感肌のためのクレンジング剤の選び方と正しいスキンケア方法を見ていきましょう。
敏感肌とは?
敏感肌とは、化粧品の成分や衣類の化学繊維、紫外線などによる外部要因によって、肌が過敏に反応して、ヒリヒリ傷んだり、痒みを伴うトラブル肌のことを呼びます。
通常、健康な肌は肌の水分量と皮脂バランスが整っているため、外からの刺激があってもバリア機能が働いて、肌を守ってくれるのです。
しかし、敏感肌になると乾燥が進みバリア機能が低下するため、化粧品の刺激、衣類や寝具の擦れ、紫外線によるダメージによって、肌が荒れやすくなります。
普段使っているファンデーションや化粧水を使っても、肌が突然ピリピリと感じたり痒みを覚えた場合は、敏感肌になっていると言えます。
敏感肌になる原因は、生活習慣と関係があると言われています。
慢性的な睡眠不足が続いたり、野菜不足やビタミン不足の不規則な食生活、また間違ったスキンケアによっても敏感肌になりやすいでしょう。
また、アトピー性皮膚炎や花粉症の方も敏感肌になりやすく、化粧品選びは慎重に選ぶ必要があります。
特にクレンジング剤は、洗浄力が強く敏感肌の刺激になってしまうことがあり、注意が必要です。
敏感肌のクレンジング選び
敏感肌の方は、洗浄力が強すぎず低刺激で肌に優しいクレンジング剤を選ぶようにしましょう。
クレンジング剤によく配合されている「合成界面活性剤」は、メイクをしっかり落とす力があります。
しかし、使い続けると必要な皮脂までも奪い取り、肌が乾燥肌に傾くため、敏感肌の方は避けた方が良いです。
また、「エタノール」や「アルコール」を含むクレンジング剤は、肌を乾燥させて肌荒れを起こしやすいので、避けたほうが無難です。
その他、ピーリング用のクレンジングや洗顔料によく含まれている「サリチル酸」は、毛穴をキレイにする働きがあります。
しかし、敏感肌には刺激が強すぎて赤みやほてりを引き起こすことがあるので気をつけましょう。
ドラッグストアや薬局で販売されているプチプラのクレンジング剤は、保存料や添加物が多く含まれているものが多いです。
通販サイトの敏感肌用のスキンケアブランドから、お試しセットを利用して、自分の肌に合うかどうか試してみから現品を買うことをオススメします。
また、クレンジング剤にはいくつかタイプがあり、オイル、拭き取り、クリーム、ジェルがあります。
一般的にオイルタイプは必要な皮脂も奪うほど刺激が強く、拭き取りタイプは肌をこする際に摩擦が起きて、肌への刺激となるため、敏感肌は避けたほうが良いでしょう。
オススメは、肌にするっと馴染みやすいクリームタイプ、ミルクタイプ、ジェルタイプです。
クリーム、ミルク、ジェルのクレンジング剤は、肌に付けてからすぐにメイクと馴染み、肌に必要な皮脂をしっかり残してくれます。
そのため、洗い上がりはしっとり柔らかくつっぱりが少ないのがメリットです。
濃いめのメイクを落とす洗浄力はありませんが、パウダーファンデーションや口紅はしっかり落とす力は十分あります。
ヒアルロン酸やコラーゲン、スクワランといった保湿力のあるクレンジング剤を選び、肌バリア機能を上げていきましょう。
おすすめのクレンジングトップ5
敏感肌のクレンジング剤は、刺激が強い化学物質は避けて、無添加で低刺激のものを選びましょう。
そこで、敏感肌の方も安心して使えるオススメのクレンジング剤を5つご紹介します。
ファンケル マイルドクレンジングオイル
ほぼリキッドに近いオイルクレンジングで、敏感肌にも人気のアイテムです。
オイルクレンジングにありがちな刺激の強い成分はなく、優しい使い心地なのに、毛穴に詰まった皮脂や角栓もしっかり落としてくれるスグレモノです。
クレンジングと毛穴ケアを同時にしたい敏感肌の方にオススメ!
スキンクリアクレンズ オイルアロマタイプ アテニア
こちらは、アンチエイジングケアをしたい大人の敏感肌の方に人気のオイルクレンジングです。
くすみの原因となる肌の上の古い角質や汚れを速やかに落として、ダブル洗顔不要の洗浄力がありながら、敏感肌でも使える優秀な商品です。
30代以降のアンチエイジングをしながらメイクをしっかり落としたい敏感肌の方にオススメ!
プレディア スパ エメール ファンゴWクレンズ
こちらは、ふわっと柔らかい肌馴染みが良いクレンジングクリームです。
天然ミネラルの泥が配合されているため、ケアの皮脂汚れやメイク汚れを吸着しながら、明るい肌に仕上げてくれます。
肌色がくすんで悩む方にオススメのクレンジングクリームです。
オルビス クレンジングリキッド
肌馴染みが抜群なオルビスのリキッドクレンジング。
肌に乗せるだけで、するするとメイクが溶けていき、必要な皮脂を残しながら優しい使い心地です。
洗い上がりはしっとりしていて、高い保湿力を感じられるクレンジング剤です。
極度な乾燥肌の方や敏感肌の方にオススメ!
ディープクレンジング グリーンティ サンタマルシェ
敏感肌でもしっかり濃いめのメイクをしているという方は、こちらのサンタマルシェのクレンジングが良いでしょう。
サンタマルシェのクレンジングはジェルタイプで、石油系界面活性剤フリーのため、濃いメイクも優しくしっかり落としてくれるのです。
ただし、ケミカルピーリングのAHA配合のため、敏感肌の方が毎日使うと肌に刺激となる可能性があります。
しっかりメイクをしたときや、毛穴をディープクレンジングする目的でスペシャルケアとして使うと良いでしょう。
クレンジング後のケア方法
生理前に大人ニキビができたり、どんな化粧品を使ってもヒリヒリする場合は、化粧するのを控えるのが一番です。
休みの日や家の中ではなるべくノーメイクで肌を休ませると良いでしょう。
メイクをした場合は、低刺激と肌に優しい洗浄力のあるクレンジング剤を選ぶと安心です。
ダブルクレンジングは、実は敏感肌には洗いすぎにより、肌荒れを悪化させることがあるため、気をつけなければなりません。
できれば、2in1タイプのW洗顔不要のクレンジング剤を選べば、1回でメイクと肌の汚れを落とすことができて、肌への刺激が少ないためオススメです。
ミネラルファンデーションやルースパウダーを使っている方は、洗顔料だけでメイクと肌の汚れを両方落とすことができます。
敏感肌の方は、なるべく薄めのメイクでクレンジングの負担を軽減すると良いでしょう。
洗顔料はなるべく無添加の固形石鹸をたっぷり泡立てて、泡で包み込むようにして毛穴の汚れを落としていきましょう。
クレンジングと洗顔の直後は一番肌が乾燥するために、すぐに保湿力の高い化粧水で肌を潤わせることが大切です。
有名な保湿成分はヒアルロン酸、コラーゲン、スクワランがあり、肌のバリア機能をアップして水分保持力を上げる効果があります。
ただし、化粧水の90%以上は水でできているため蒸発しやすく、乳液やクリームで肌の内部に閉じ込めましょう。
敏感肌の場合は、手のひらに化粧水や乳液を取り、いったんなじませてから優しくプレスするようにつけると保湿効果がアップします。
スキンケアは肌を叩いたりこすったりすると刺激となり肌トラブルの原因となるので気をつけましょう。
おすすめのケア商品トップ5
フェイシャルトリートメントエッセンス(化粧水)SK-Ⅱ
SK-IIピテラを配合した肌のキメを整える高機能の化粧水です。
敏感肌の方は肌が乾燥しているために肌にツヤがなく老けた印象になる悩みを持つ方が多くみられます。
SK-Ⅱのフェイシャルトリートメントエッセンスを使うと、毛穴のキメが整い肌が明るくなるのが実感できるでしょう。
乾燥した敏感肌の方も安心して使えるのでオススメ。
アルビオン 薬用スキンコンディショナーエッセンス
敏感肌のための定番化粧水といえば、アルビオンのスキコン。
生理前の大人ニキビが酷いときも、スキコンなら薬用ローションだから安心して使えます。
ストレスによる吹き出物や肌荒れ、大人ニキビに悩む方にオススメ。
ファンケル 無添加 アクティブコンディショニング EX 化粧液 II
オイルフリーのファンケルは多くの敏感肌の方の支持が高いです。
しっとりトロミのあるローションは保湿力が高く、アトピー性皮膚炎や花粉症などアレルギー体質の方も愛用者が多いアイテムです。
オルビス 薬用クリアローション M(しっとりタイプ)
オルビスの大人ニキビラインがこちらの薬用ローションのしっとりタイプです。
大人ニキビがあるときもしっかり保湿効果が実感出来て、炎症した大人ニキビを落ち着かせてくれる薬用ローションです。
コスメデコルテ モイスチュア リポソーム
乾燥した敏感肌の方にオススメなのがモイスチュア リポソームです。
化粧水の前に数滴肌に付けると、化粧水の飲み込みを倍増してくれるブースター美容液です。
どんな高保湿な化粧水を使っても朝起きたときは乾いてしまうというかたは、こちらを使ってみるとその違いがわかるでしょう。
敏感肌のクレンジングまとめ
今回は、敏感肌のためのクレンジング剤の選び方と正しいスキンケア方法をご紹介しました。
我々の生活習慣が乱れると、敏感肌となって、極度な乾燥や肌荒れ、大人ニキビを引き起こします。
敏感肌は肌バリア機能が低下しているため、低刺激で肌に優しいクレンジング剤でメイク落としをしましょう。
休みの日はノーメイクデーにして、肌を休ませて、クレンジングをしない日にすることも大切です。
また、敏感肌は肌の水分保持力が低下しているので、クレンジングと洗顔のあとは、化粧水や乳液、クリームでしっかり保湿をしましょう。
今回ご紹介した商品は、どれも敏感肌の方も安心して使えるアイテムばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
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