ふくらはぎのむくみを取って、スラっとした健康的な足になりましょう！
忙しい日常生活を送っていると、食生活が乱れたり、運動不足になったりして、いつの間にかふくらはぎがむくんでいます。
ふくらはぎのむくみを放ったままにしておくと、冷え性がひどくなったり、肩こりや腰痛、さらには内臓疾患などといった健康にも影響が現れます。
ふくらはぎのむくみはなぜ起こるのでしょうか？
むくみを解消する方法は？
こちらでは、ふくらはぎのむくみが起こる原因から、ご家庭で簡単にできるむくみの解消法について、詳しくお伝えして行きます。
ふくらはぎのむくみの原因
血行不良
ふくらはぎに溜まった老廃物は、リンパ循環によって体外に排出されています。
リンパを動かして循環を良くするには、筋肉を動かさなければなりません。
ふくらはぎは心臓から遠い位置にあるので、リンパの流れや血液循環が滞りやすく、血行不良になりやすいのです。
ふくらはぎの血行を良くするには、周りの筋肉を動かすことが大切なのです。
運動不足
座り仕事や立ち仕事など一日中同じ姿勢を続けていると、運動不足になりがちです。
運動不足が続くと血の流れが悪くなり、重心のかかる下半身に余分な水分が溜まりやすくなります。
長時間ドライブをしたり、ヒールの高い靴を履いた日や、勉強や仕事などが忙しくて睡眠不足で疲れが溜まった時にもむくみが生じます。
運動不足を解消して血の流れを良くするために、1日に数回マッサージなどを行って、血流を良くするようにしましょう。
食生活
コッテリした味付けの食事や塩分、アルコールを摂取し過ぎると、体内にある塩分が過剰に水分を抱え込んでしまい、その結果水分が増えてむくみが生じます。
食事には野菜や果物などをたっぷり取り入れた、栄養バランスの良いメニューを心がけるようにしましょう。
辛すぎるものや濃い味付けのものは極力避けて、塩分や味付けは薄いめにするのがコツです。
ふくらはぎのむくみに効果的なツボ
足から心臓に繋がる血流を刺激して、血行を良くしながら老廃物の排出を促進するのが、足のツボ押しです。
実行する前には、クリームやオイルなどを足の甲と裏、ふくらはぎ全体に優しくなじませておきましょう。
ひざの外側
足の外側の皿の横のくぼみから指3本分下にある「足三里（あしさんり）」に親指をあてて、ゆっくりと押しながらほぐしていきます。
足の冷えや疲れを取り、むくみを解消します。
ひざの裏側
ひざの裏側の「委中（いちゅう）」に両手の親指を10秒間押し当てて、指を戻します。
リンパ節に働きかけて血流を良くします。
ふくらはぎの真ん中
ふくらはぎのちょうど真ん中にくる「承山（しょうざん）」に両手の親指を強く当て、10秒間押して指を放します。
腎臓の働きを促進し、老廃物を排出してふくらはぎのむくみを解消します。
くるぶしの後ろ
足の内側のくるぶしの上から指3本上の部分「三陰交（さんいんこう）」に指を優しく当ててそっと押した後、足首をくねくねと動かしたり回したりします。
基礎代謝や水分バランスを整えるので、冷えや疲れからくる足首のむくみに効果的です。
足の裏
両手の親指で足の裏を10秒間ギュッと押して戻しながら、足の裏全体を押していきます。
土踏まずの少し上のくぼみにある「湧泉（ゆうせん）」や、土踏まず中央の「足心（そくしん）」をしっかり押すとさらに効果的です。
足の裏には心臓や肝臓、腎臓などの臓器の働きを促進するツボがあるので、基礎代謝や血行を良くする効果があります。
足の甲
足の裏と同じく、両手の親指で10秒間押して戻しながら、足の甲全体のツボ押しをしていきます。
指と指の間の「八風（はっぷう）」はむくみや疲労解消に効くので、足指の間に手の指を入れてギュッと押すのも効果的です。
ふくらはぎのむくみ解消ストレッチ
1日の疲れを取るために、バスタイム後の身体が柔らかくなった時間にむくみ解消ストレッチを行いましょう。
1日の終わりに疲れた筋肉をほぐしてあげると、セルライト予防にもなり、スッキリとしたふくらはぎと足首をキープできます。
立ったままストレッチ
真っ直ぐ立って両手を腰に当て、右足を前に出して少しひざを曲げます。
左足は曲げずに伸ばした姿勢のままを1分間続けます。
この時、両足の足裏は浮かせずにしっかりと床に付けた姿勢にします。
次に足を交換、左足を前に出して少しひざを曲げ、右足は伸ばしたままを1分間続けます。
壁を使ってストレッチ
壁に両手をしっかりとつけて、①のスタイルと同様に足を前後に置いた姿勢でストレッチを行います。
壁に両手をつけることで、ふくらはぎとアキレス腱の筋肉がほぐれるので、血流が良くなり体内の老廃物の排出を促進します。
ストレッチを行う時は、大きく深呼吸して体内に酸素を取り入れ、代謝を良くすることで、より高い効果が期待できます。
足を上げてストレッチ
床に仰向けに寝転んだら、両足を真っ直ぐに上げた姿勢を5~10秒保ちます。
そのままの姿勢で、足首を伸ばしたり、曲げたり回したりします。
慣れてきたら、腰部分も少し浮かせて足を少し揺らしてみましょう。
ふくらはぎのむくみ解消マッサージ
ふくらはぎマッサージも、バスタイム後の身体が温まった状態のお肌に、オイルやクリームを塗ってから行うのがベストです。
ひざ裏にあるコリっとした部分にはリンパ節があります。
リンパ節をマッサージでほぐしてあげるとリンパ循環が良くなるので、むくみがスッキリと解消されます。
ふくらはぎの前部分
足首からひざに向けて、両手でふくらはぎの前部分をスーっと優しくさすり上げます。
指先の力を抜いて、両手の平で5回ほどマッサージをします。
ふくらはぎの裏部分
足首からひざ裏に向かって、右手で1回、左手で1回という風に交互にさすり上げます。
こちらも指先に力を入れず、手のひらをピタリとふくらはぎにつけて、5回ほどマッサージします。
足の指
両足の指を1本ずつマッサージします。
指を1本ずつつまみながら、手の指でひっぱったり押したりして、足指をほぐす様にマッサージして行きます。
ふくらはぎのむくみ解消グッズ
マッサージオイル
ツボ指圧やマッサージを行う際に肌になじませると、スーッとした爽快感がある、自然の原料から作られたマッサージオイルです。
果物やハーブ、花などの自然植物から採取されたオイルなので、肌にしっとりとなじみ保湿力も抜群です。
香りが良いので、マッサージしながら気持ちもスッキリと癒されます。
着圧ソックス
ソックスをはくことで筋肉に圧力をかけ、リンパ循環と血流を良くする効果があります。
着圧ソックスには、就寝時用から自宅用、お出かけ用ソックス、お出かけ用ストッキング、医療用まで様々なタイプが市販されています。
むくんだ日だけ使いたい、毎日の立ち仕事に使いたいなど、それぞれの目的にあった着用ソックスを選べるのが特徴です。
樹液シート
自然成分が配合されたシートを足裏に貼って寝るだけです。
体内にある余分な水分を樹液シートが吸い取るので、朝起きた時には足全体のむくみが取れてスッキリ、はがしたシートは変色してベトベトになっています。
ハーブやフルーツなど、リラックス効果のある香り付きのシートを使うと、香りで癒されながら、寝ている間にむくみが解消されます。
まとめ
ふくらはぎのむくみを予防するには、食生活や運動不足を改善する事が大切です。
日常にストレッチやむくみ解消グッズを上手に取り入れながら、健康的でスリムなふくらはぎをキープしましょう！
一緒に読まれている記事
コメント