突然ですが、次の旅行先は決まっていらっしゃいますか。
海もいいし、山もいい。
どこか素敵な町にも行ってみたいと思うけれど、実際にどこに行くか決めるとなると、なかなか決まらないという経験もお在りかと思います。
次の旅の目的地は、日本の名所はいかがでしょう。
日本にはたくさんの名所がありますが、行かれたことがない名所もあるのではないでしょうか。
この記事では、一度は見ておきたい日本の名所と題して、トップ15を発表します。
ただ正直なところ、どこも素敵なところばかりで、ランキングはつけるのは簡単ではありません。
ランキングにこだわらずに、ここで取り上げたすべての名所を最後までご覧いただきたいと思います。
きっと素敵な目的地が見つかります。
日本の名所 トップ1【京都】
日本の名所として世界にも誇るのが、京都です。
京都の町のあらゆるところに、名所という名所が詰め込まれているようです。
ですから、ここではあえて、京都の町全体を名所として紹介させてください。
かつての日本の首都の名残として、京都の町に、数多くの文化財が点在しています。
世界遺産にも16社寺と1城が登録されていて、世界遺産のオンパレードです。
ちなみに京都の世界遺産とは、下記の通りです。
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- 賀茂別雷神社(上賀茂神社)京都市北区
- 賀茂御祖神社 (下鴨神社)京都市左京区
- 教王護国寺(東寺)京都市南区
- 清水寺 京都市東山区
- 延暦寺 滋賀県大津市、京都市左京区
- 醍醐寺 京都市伏見区
- 仁和寺 京都市右京区
- 平等院 宇治市
- 宇治上神社 宇治市
- 高山寺 京都市右京区
- 西芳寺(苔寺)京都市西京区
- 天竜寺 京都市右京区
- 鹿苑寺(金閣寺) 京都市北区
- 慈照寺(銀閣寺)
- 龍安寺 京都市右京区
- 本願寺(西本願寺)京都市下京区
- 二条城 京都市中央区
ゆるりと京都の町を歩いてもよし、あちらこちらと名所めぐりもしてもよし。ご自身のテンポに合わせて、観光を楽しんでいただきたい京都です。
日本の名所 トップ2【嚴島神社】
「厳島(いつくしま)」も昔から有名な名所です。
満潮時に、赤く塗られた大鳥居が海に浮かぶ姿は、何にも喩えることができない幻想さです。
平安時代から数えると8代目となる厳島神社の大鳥居。
厳島神社を中心に、世界遺産にも登録されています。
厳島神社もまた独創的な構成の神社です。
海を敷地として、平安時代の寝殿造りの社殿が、海の上に張り出しています。
各社殿が、朱塗りの廻廊で結ばれて、潮が満ちてくると海に浮いているように見える、ほかに例を見ない不思議な風情です。
嚴島神社を中心として、海や弥山原始林などを含めた宮島の14%ほどが、世界遺産に登録されています。
日本の名所 トップ3【姫路城】
長らく続いていた改修工事も終わり、まさに白鷺のごとく、華やかな白の美しさを前面に押しやって、荘厳な佇まいを見せています。
日本が誇る城、「姫路城(ひめじじょう)」。
別称「白鷺城」は、1333年に建築が始まりました。
今に見られる全容が完成したのは、1617年のことです。
当時の建築技術を結集した傑作と称されていて、その完成度や保存状態のよさから、法隆寺と共に、日本初の世界遺産に登録されました。
外観の美しさが際立った姫路城ですが、内部の構造も興味深いものがあります。
複雑に入り組んだ各部屋の作りに、400年の古さを感じられないしっかりとした構築は、職人たちの城建築にかけた意気込みが伝わってくるかのようです。
姫路城までのアクセスのよさも、嬉しいところ。
JR姫路駅を降り立つと、直線に伸びた道路の先に、きらびやかな姫路城が見えています。
あとは道路に沿って、まっすぐ進むだけです。
徒歩で10分程度でしょうか。
私たちの先祖が残した遺産の中でも、特に派手さを備えた建造物、「姫路城」。
一生に一度は見ておきたい名所です。
日本の名所 トップ4【白川郷】
何でしょう、この古きよき光景は。
まるでタイムスリップをしてしまったかのようです。
合掌造りの集落で有名な、白川郷を日本の名所トップ4として、ご紹介します。
屋根の形が合掌をした時の手の形に似ているところから名づけられた、合掌造りの家々。
このような工夫がされたのは、豪雪地帯だからです。
急勾配の屋根を作ることで、雪が降っても、雪が自然に落ちるようになっているのです。
また、茅葺屋根は30年~40年に1度葺き替えられます。
特に雪降る季節に白川郷を訪れれば、その幻想的な美しさに、息を呑まれることでしょう。
合掌造りの集落で有名な白川郷ですが、見所、楽しみどころはそれだけではありません。
白川村には、「大白川露天風呂」と呼ばれる露天風呂があります。
エメラルドグリーンの色が美しい白水湖を眺めながら入る露天風呂は、心も体も癒されます。
秋には紅葉の美しい白山白川郷ホワイトロードを行かれるのも、おすすめです。
白川郷から石川県の一里野温泉へ抜ける観光有料道路です。
白川郷の景色を楽しむこともできるダイナミックな道路は、観光客にも人気です。
見所の多い白川郷、日本の名所としてふさわしい場所です。
日本の名所 トップ5【伊勢神宮】
一生に一度はお伊勢参りと、古来から日本人にとって憧れの神社、それが「伊勢神宮」です。
「お伊勢さん」と親しみを込めて呼ばれる三重県伊勢市にある「伊勢神宮」は、神社本庁の本宗です。
日本各地にある神社を包括する、神社の中の神社ともいえる伊勢神宮は、125もあるお宮とお社の総称です。
「内宮」には、皇室の祖神である太陽の神「天照大御神」を祀っています。
「外宮」には、天照大御神のお食事の神として後に迎えられた、衣食住の神「豊受大御神」が祀られています。
「内宮」と「外宮」の間は7キロも離れていて、伊勢神宮全体の面積は、なんと約5,500ヘクタール。
伊勢市全体の1/6も占めています。
そのうちの90%以上が森林だというのですから、森林に囲まれた大社だということが想像できるでしょう。
江戸時代には、400万人もの参拝者があった伊勢神宮は、お伊勢さんに来れたことこそが大吉だということで、境内にはおみくじはありません。
〈式年遷宮〉
2013年に62回目の「式年遷宮」を迎えたことでも知られていますが、この「式年遷宮」は20年に1度、お宮を新たに建て替える神宮最大のお祭りです。
その準備には8年もかけられて、立替に使う材木が用意されます。
常に新しくあり続けるという「常若の思想」が、今でも息づいているのです。
〈おはらい町〉
伊勢神宮の参拝は、伊勢神宮だけでは終わりません。
内宮前に栄える「おはらい町」も、参拝後に立ち寄りたいところです。
江戸自体のよき町並みをのこす「おはらい町」は、宇治橋から五十鈴川に沿って美しい石畳が続きます。
その通りには、土産物店や銘菓の老舗などが軒を連ねて、観光気分を盛り上げます。
また、おはらい町の真ん中にある「おかげ横丁」は、江戸時代から明治時代にかけての伊勢路の代表的な建築物が再現された、人気のスポットとなっています。
食べ歩きをしたり、お土産を探したりしながら、お伊勢参りの楽しい思い出作りができるでしょう。
日本の名所 トップ6【熊野那智大社と那智の滝】
続けてもう1つ、日本の名所として取り上げたい神社が、熊野那智大社です。
和歌山県にある「熊野那智大社」は、熊野三社のひとつで、熊野三社は、熊野那智大社のほかに、熊野大宮大社と熊野速玉大社があります。
日本全国に約3千社ある熊野神社の総本社にあたります。
2004年7月には、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として登録されました。
熊野大社の魅力は、なんと言っても、その山深く、厳かな雰囲気でしょう。
熊野権現作りのお社には、風格が漂います。
熊野那智大社から見える那智の滝の雄大さや、ここが霊場であったことを教えてくれます。
那智の滝を神と見立てて創建された熊野那智大社は、その神聖な空気ゆえに、心が引き締まる思いがすることでしょう。
熊野那智大社の社殿は、標高約330mに位置して、社殿は6社あります。
御主神には、夫須美神(ふすみのかみ)をお祀りしています。
別名を伊弉冉尊(いざなみのみこと)とも言われて、万物の生成や育成を司ると神であり、農林や水産業の守護神として、または縁結び、そして諸願成就の神として崇められています。
祈願成就に、または心落ち着けるために、山深い道中を上り、熊野那智大社のお参りはいかがでしょうか。
『日本の名所 トップ7【知床】』
北海道は、知床半島とその沿岸地域は、世界遺産に指定されているほど自然が豊かです。
希少な動植物の生息地になっていて、海から陸へと繋がる生態系がわかりやすく見ることができる貴重な地域です。
この貴重な自然と動植物の保護のために、管理体制がしっかりと整っています。
知床は、北海道の東の果て、オホーツク海に突き出すように伸びた半島です。
その地名の由来は、アイヌの言葉で「大地の突端」です。
厳しい自然環境が、人による開発の妨げとなって、知床の原生の自然が残されました。
知床の特徴は、漂着する流氷の影響で起こる、壮大な海と陸の生命の循環です。
希少な動植物が数多く住んでいます。
北の果てに残された写しい秘境は、自然の壮大さと美しさを映し出し、日々の喧騒を忘れられること、間違いありません。
日本の名所 トップ8【立川黒部アルペンルート】
立川黒部アルペンルートの最大の魅力は、標高3000m級の峰々を背にダイナミックな自然を味わうことができることです。
北アルプスを貫く山岳観光ルートで、その長さは25キロメートルとそれほどなくがありません。
ところが、最大の高低さが2000メートルほどにもなり、この壮大さは例がありません。
ルート内には、あらゆる交通機関が発達していて、立山連峰の景観を望む立山ロープウェイに、ケーブルカー、黒部ダムの建設に用いられたトンネルを通るトロリーバス等があります。
そのほぼ全区間が中部山岳国立公園内にあり、飛騨山脈や立山連峰が連なり、黒部ダムなどの、いくつもの景勝地を通ることができます。
途中駅には宿泊施設もあり、散策や登山、トレッキングと、それぞれの楽しむことができます。
日本のアルプスを一度、その足で踏みしめてみるのはいかがでしょうか。
日本の名所 トップ9【千曲川堤防の桜堤】
日本の心。
そんな敬称がふさわしいとも呼べるのが、春の訪れを教えてくれる桜です。
きれいな桜を見られる桜の名所は全国にたくさんありますが、その中でもこちらの桜のボリューム感には圧倒されます。
千曲川堤防上の「桜堤」といわれる場所に、全長4キロにわたり600本の八重桜が植えられています。
この八重桜「一葉」は遅咲きで、毎年ゴールデンウィーク頃に見ごろを迎えます。
遅咲きに咲く「一葉」なら、3月4月でソメイヨシノが咲き終わる頃、桜の見納めに、お出かけされてはいかかでしょうか。
日本の名所 トップ10【渦潮】
「鳴門の渦潮」で知られる、鳴門海峡で起こる渦潮は、迫力満点です。
海峡の干満潮時に、塩が狭い瀬戸を通過するときに、1~2mの落差が生まれて、大きな渦潮を作り出します。
その大きさは、直径20mほどにもなり、見ごたえ十分です。
両岸から渦潮を見ることができますが、おすすめは遊覧船から見る渦潮です。
船は揺れますが、迫力が違います。
歌川広重が浮世絵にも描いた「鳴門の渦潮」。
一度その目でお確かめください。
日本の名所 トップ11【瀬戸内海しまなみ海道】
続けてもうひとつ、瀬戸内海の名所をご紹介します。
瀬戸内海の美しさを堪能するのに絶好なのが、「瀬戸内しまなみ海道」です。
「瀬戸内しまなみ海道」は、愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ約60kmの西瀬戸自動車道の愛称です。
瀬戸内海に浮かぶ島々を、9本の橋が結びます。
どの橋も個性的で、橋の造形を楽しむのも、「瀬戸内しまなみ海道」の面白さです。
とにかく晴れているときが絶景で、車でも自転車でも通れますから、自分のスタイルに合わせて、瀬戸内海の光景を楽しみましょう。
日本の名所 トップ12【新倉山浅間公園】
数々の桜の名所がありますが、こちらの桜はちょっと違います。
ザ・日本!という光景が広がります。
桜と美しい富士、そこに朱色の五重塔が、写真のフレーム一枚に写しこむことができるのです。
山梨県にある新倉山浅間公園は、新倉山の中腹から富士吉田市を一望できるような場所に位置しています。
600段を越す石段はきれいに舗装されていて、散策にもぴったりです。
桜と、正面に構える富士山との競演は、息を呑む美しさです。
これぞ絶景という光景です。
ハイキングコースもありますから、一日のんびり過ごされたい方にもおすすめの公園です。
日本の名所 トップ13【星峠の棚田】
「にほんの里100選」にも選ばれた新潟県の松代地域にある「星峠の棚田」。
春先と晩秋に見られる「水鏡」は絶景です。
ただ観光地ではないので、名所と謳って、訪問客を増やすのはいいことではないのかもしれません。
しかしこの棚田の美しさ、特に「水鏡」は、ぜひ一度見ておきたい風景です。
私たちが毎日食べているお米が、こんな美しい風景から生まれたのかと思うと、不思議な気分です。
農家の方に迷惑にならないようにして、この田園風景を楽しみましょう。
日本の名所 トップ14【宍道湖の夕日】
島根県にある、周囲約45kmの大きさを誇る宍道湖は、全国で7番目に大きい湖で、シジミ、白魚などの宍道湖七珍は、松江を代表する味覚です。
そんな宍道湖を訪れる機会があれば、絶対に見逃せないのが夕日です。
夕日で赤く染まる湖を見ているだけで、心が洗われるような気分です。
嫁ヶ島のシルエットでクライマックスを迎える日没まで見ていれば、時が経つのを忘れてしまうことでしょう。
日本の夕日100選にも登録されている宍道湖の夕日、必見です。
日本の名所 トップ15【屋久島】
ランキングの最後を飾るのは、「屋久島」です。
でも自然好きなら、屋久島は、このランキングのトップを飾るかもしれませんね。
それほどに、この島の魅力はすばらしいものです。
圧倒的な自然を味わいたいのなら、「屋久島」を外すことはできないでしょう。
紺碧の海の美しさ、そして森林には亜熱帯の生態系が息づいています。
ここに来て、自然を守る大切さを感じられない方はいないのではないでしょうか。
世界自然遺産として評価された屋久島は、豊富な雨量に支えられていて、島の90パーセントが森林に覆われています。
また水力発電で島内の電気が供給されている100%エコな島です。
樹齢7200年といわれる縄文杉をはじめとする屋久杉でも有名で、縄文杉を見学するトレッキングツアーもおすすめです。
また海でのマリンツアーも盛んですから、海へ山へとアクティブに楽しめるでしょう。
自然を全身に感じる名所ならば、「屋久島」です。
『まとめ』
いくつもの日本の名所を再訪して、日本のすばらしさを再発見していただけたのではないではないでしょうか。
名所と呼ぶにふさわしい場所がほかにもたくさんありますので、ぜひ、ご自分の足で訪ねてみてください。
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