産後すぐから、2週間前後続くことが多いとされる
「マタニティブルーズ」
いわゆる、産後の情緒不安定ってやつです。
実際にどんな感じになるのが、マタニティブルーズなの?
私の今の状況って、マタニティブルーズかな?
そんなモヤモヤした気持ちの手助けになるべく、私の体験談を詳しくお話ししたいと思います。
【実体験】何も決断できないマタニティーブルーズ
私は2回目の出産後、3週間くらいマタニティブルーズの症状がありました。
その当時は
「これはマタニティブルーズだな!」
なんて自覚は出来てはいません。
そのため、
「なんでこんなに気持ちが落ち着かないのだろう。」
「こんな産後、想像してなかった。」
とより、ネガティブになっていたことも事実。
出産には、誰しもが感動や幸福のイメージを持っていますよね。
だから、産後の情緒不安定という状況にギャップを感じて、さらにネガティブになってしまうこともあるでしょう。
私は、産後「集中力が途切れる」「決断できない」などの症状が強く、結構悩みました。
特に「決断すること」がまるでできない。
夕飯のメニューを決めることもできないし、内祝いの品を決めることもできない。
上の子のサイズアウトした服を新調することすら、できませんでした。
一見すると、一般的なマタニティブルーズの症状とは違っているように思いますよね。
でも、実は原理は同じなんです。
何かを決めるときは、色々考えて決断を下します。
しかし、不安や緊張が大きいので、
「決断を間違えたらどうしよう」という思考回路になっていたんです。
夕飯のメニューは
「おいしくなかったらどうしよう」だし
洋服選びは
「サイズが合わなかったらどうしよう。」
内祝いの品なんて、それはそれは恐れ多くて全然決められない。
失敗するのが怖くて、何も決められない状態だったんですね。
産後しばらくは実家の母に手伝いに来てもらっていたので、食事のメニューはお任せ。
内祝いの品も、上の子の洋服も、すべて夫に決めてもらっていました。
何もできない、何も決められない自分にさらに「何やってんだろう…」という不甲斐なさを感じてしまったりもしましたよ。
周囲の目線が異常に気になるマタニティブルーズ
2回目の出産ということもあって、上の子をママ友さんにお願いする機会が何度かありました。
習い事に一緒に連れて行ってもらったり、遊びに行かせてもらったりということが何度かありました。
こういうときも、
迷惑をかけているのではないか。
甘えすぎなのではないか。
という不安がものすごく大きくて、逆に辛くなったのも産後の思い出です。
周囲の目線が異常なほど気になるのです。
そして、一つ不安なことがあると
「みんな私のことをダメな親だと思っているのではないか」
という思い込みが強くなりました。
上の子の幼稚園まで歩いて徒歩2分くらいなので、体調の良いときは送り迎えをすることがあったのですが、マタニティブルーズの症状が強くなってきてからは、外に出るのも怖くなりました。
幼稚園の保護者や先生に会うのが怖く、完全に人との接触を断ち切りたいような衝動にも駆られたのです。
産後の心の悩みは「特別」じゃない!
産後は、ホルモンのバランスが不安定なので情緒不安低になるのは当然のこと。
さらに、新しい環境に対して緊張しているし、自立神経のバランスも乱れています。
私は正直言って
「よくみんな普通に産後過ごしているなぁ…。」
「周りのママは、産後もなんだかキラキラしてて楽しそうだな…。」
って思いました。
でもきっと、みんな普通にできているわけではないのです。
口では言わないだけで、きっと何かしらの不安や不調を抱えているのです。
私やあなたのように、産後の不調に悩んでいる人はたくさんいます。
自分だけが特別だとか、弱い母親だと思って、自信を失わないでほしいです。
誰でも大なり小なり、悩んでいることだと言い聞かせて、もうすこし時が過ぎるのを待ってもよいのかなと思います。
そして、自分の頑張りを認めて、自分を自分で褒めてあげてほしいです。
性格的に、神経質で真面目な性格の人ほど、マタニティブルーズの症状が出やすいと言われています。
普段から、責任感がつよく何事も真面目に取り組むタイプの人は、産後も不安定になりやすいんですね。
ということは、マタニティブルーズを経験する人は、とてもまじめで優れた人格を持っているとも言えます。
これはとても、誇らしいことです。
私の場合、2人目でこんな具合。
最初の出産の後なら、なおさら不安や緊張を感じるはずです。
いつもの自分らしくない状態になってしまっても、決して悲観的にならないでくださいね。
もちろん、あまりにも長引くマタニティブルーズは危険のサイン。
でも、ある程度時間がたてば自然に心が落ち着いてくるものです。
もしいつまでも気持ちが晴れない、落ち込んだり不安になったりする気持ちがどんどん強くなるというときは、勇気を出して信頼できる人に相談しましょう。
産後うつなどの精神疾患に発展している可能性がありますので、決して軽視しないようにしてくださいね。
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