何かの目標のために、または将来の自分への保障のために貯金をしようと決意したとき、一体何から始めたらよいのでしょうか。
もしくは、今まで何度も節約生活や貯金にチャレンジしてきたのに、思うようにお金がたまらなかったという人もいるのでは。
節約は、単純に使わずに切り詰めればよいというものではありません。
目標の貯金額を達成するためには、無理なく自然に続けられる節約方法を身に付けなければなりません。
そこで今回は、貯金に必要な節約技を厳選してまとめてみました。
- 節約と貯金の最大の敵とは?
- 節約と貯金を失敗しないためには?
- 絶対的節約術1~25
- 1. 財布の整理
- 2. 自力でできることを増やす
- 3. 貯金口座はキャッシュカードなし!
- 4. 買い物リストは必ず作る
- 5. 面倒なことこそ最初にやる
- 6. もしもの予算を確保しておく
- 7. お弁当や夕食づくりを楽しむ
- 8. お金の勉強をする
- 10.「セール」への考え方を改める
- 12. 欲しいものは予算を立ててから買う
- 13. スキマ時間を無駄にしない
- 14. 格安スマホに乗り換える
- 15. クレジットカード選び
- 16. 電気料金の自由化
- 17. ガス代節約は必須
- 18. ふるさと納税でお得に商品をゲットする
- 19. 車の維持費見直し
- 20. お酒やたばこなどの嗜好品を見直す
- 21. なければないで、なんとかなる
- 22. お金に対してポジティブに考える
- 23. 稼いだお金と使ったお金の差額を意識する
- 24. 基本的な生活習慣を見直す
- 25. 完璧を目指さないこと
- さいごに
節約と貯金の最大の敵とは?
貯金の敵と呼ばれるものはいくつかありますが、どれにも共通する最大のポイントがあります。
それは「ストレス」です。
例えば、
- 衝動買い
- 外食
- お酒やたばこなどの嗜好品
- ギャンブル
これらは節約の敵です。
そして、ストレスが溜まることでこのような出費をしやすくなるという事実もあります。
日々の生活で溜まるストレスをうまく発散することも当然大事です。
さらに、節約生活や貯金によるプレッシャーでストレスを溜めないということも大事。
そのためには、無理のない、自分に合った方法での節約方法がカギになるのです!
節約と貯金を失敗しないためには?
1. 現在の家計状況を知る
まず、貯金や節約云々の前に現在の家計の流れをしっかりと把握しましょう。
レシートやクレジットカードの明細、公共料金の明細表、銀行の通帳記入など、お金に関する明細を集めて、一度しっかり目を通します。
自分の頭の中で把握しているお金と、実際に数字で見るお金の動きは全然違うもの。
貯金できない人のほとんどは、想像しているよりも実際に出ていくお金の額が大きいことが圧倒的です。
2. 貯金の目的を設定する
ただ漠然と
「不安だから」
「将来の保障に…」
という思いで貯金をしても、うまくいきません。
目標を具体化して、自分のモチベーションを奮い立たせるようにしましょう。
例えば…
- 住宅資金
- 引っ越し資金
- 車購入資金
- 結婚資金
- 旅行費用
などなど、自分の生活が大きくプラスに変わるような目標を立てて、ワクワクする感覚を持ちましょう。
こうすることで、貯金に対するマイナスイメージを払しょくすることができます。
楽しみのために、今から投資しておくというような考えを持つことが重要です。
3. 貯金の目標額を設定する
貯金の目標額は、一人暮らしや家族世帯の場合収入の10~30%。
実家暮らしの場合は収入の30~40%を貯金に回すのが一般的です。
目標額の設定はとても大事です。
最初はあまり大きな金額にせず、10万~30万円からはじめましょう。
小さな目標を少しずつクリアすることで、プチ達成感を味わいながら貯金を進めていくのが効果的です。
最初から何百万という目標を掲げてしまうと、達成するまでに時間と気力がいるので、途中でモチベーションが下がりやすくなります。
まずは小さな目標をクリアして「貯金できた」という自信をつけることからはじめましょう。
4.1円単位の家計簿は失敗のもと
家計簿をつけるのは、節約生活や貯金に必須だと考えがち。
しかし、家計簿は必ずしも必要ではありません。
さらに、1円単位まで細かく記入する家計簿は、家計管理のストレスになるのでおすすめしません。
- お金がぴったり合わない
- 溜めてしまうと億劫になる
- 家計簿をつけることばかりに意識がいく
- そもそも計算や数字が苦手
このように、家計簿をつけることで逆にストレスかかり、挫折してしまうことは少なくないのです。
家計簿をつける場合は、ざっくりでOK。
1円単位までしっかり合わせようとしないで、大体のお金の流れが把握できていればよしとしましょう。
1~10円単位は切り捨てて、暗算でざっくり計算するという人も少なくないですよ。
5.「余った分」でお金は貯まらない
余った分を貯金に回す、というのはよくある貯金の計画のひとつ。
しかし、これで溜まったという話はあまり聞きません。
貯金が苦手な人が、ちょうど良くお金を余らせるように生活費の配分ができるとは思えません。
挫折や失敗をしたくなければ、必ず「先取り貯金」にしましょう。
銀行の定期預金や、職場の給料天引きなどを利用して、先に貯金額を確保するのが鉄則です。
絶対的節約術1~25
1. 財布の整理
財布の中が整理できていない人は、家計の流れもどんぶり勘定になっている可能性があります。
- お札とお札の間にレシート
- 有効期限切れのポイントカードやクーポン券
- ほとんど行かない店のポイントカード
- めったに行かない病院の診察券
- クレジットカードが多すぎる
- 空の電子マネーカードやICカードがある
お財布の中に、このようなムダなものは入っていませんか?
今すぐ必要最低限の物だけに厳選し、お金の出し入れをスムーズにしましょう。
2. 自力でできることを増やす
自分でできることなのに、めんどうだからと有料のサービスや方法を選んでいませんか?
- 移動が面倒でタクシーを拾う
- 裁縫が苦手なので、お直しは業者に頼むか新しい服を買う
- 図書館に行けばタダなのに、ネット通販で本を購入する
- 家のメンテナンスが行き届かず、家事代行を利用する
などなど、自分でやればできるのに、面倒だから他人に頼むというパターンになっている人は多いものです。
もちろん、有料のサービスを利用して自分の負担を減らすことも必要。
しかし、自分でやればタダなのに手間や労力を使うことが嫌で、ついついお金を出してしまうクセというのはなかなか抜けないもの。
一度挑戦してみると、案外たいした手間ではないと分かることや、新しいスキルが身につくことなどもあります。
なるべく自分でできることを増やして、節約につなげていきましょう。
3. 貯金口座はキャッシュカードなし!
貯金のために用意している口座は、キャッシュカードを作らないようにします。
キャッシュカードがあると、ATMさえあればどこでも現金の引き出しができてしまいます。
貯金してあるお金を当てにしてついつい引き出してしまう人は、キャッシュカードをあえて作らない、もしくは思い切って破棄しましょう。
通帳があれば現金の引き出しができますが、通帳を常に持ち歩いている人は少ないですし、窓口で手続きしなければならないので、衝動的にお金を下ろすことを回避できます。
また、貯金の口座の名義を子供の名義にするという人もいます。
子供の名義の口座にすると、お金を下ろすときにちょっと気が引けるという心理効果を使った方法。
本当に困ったときにしかお金を出し入れしないようにするために、下ろしにくい状況をつくる工夫も大事です。
4. 買い物リストは必ず作る
日常のちょっとした買い物をするときにも、買い物メモや買い物リストを作っていくようにしましょう。
買い物リストは、冷蔵庫やカレンダー横、手帳など自分がよく目にする場所に貼っておきます。
足りないものや、買っておきたいものはその都度メモしておけば、買い忘れを防ぎ、効率よく買い出しが終わります。
買い物の回数が増えれば増えるほど、「ついでのムダ遣い」の頻度が増えます。
また、リストを作っておくとメモしていないものを購入することに罪悪感を持つ効果もあり、ムダ遣い防止に繋がります。
5. 面倒なことこそ最初にやる
貯金や節約には、面倒なことがつきまといます。
例えば作り置きや、スキマ時間の掃除、クーポン券を探す、家計簿をつける、買い物リストを作るなどなど…。
ちょっとしたひと手間や、ちょっとした作業、この積み重ねが節約のカギになりますよね。
このような面倒なことを後回しにすると、結局挫折していきます。
面倒なことこそ先にやるという心がけをしていくと、それが習慣となり、無理なく節約生活を続けていけるようになります。
ひとつの作業も、手を付け始めるとものの数分で終わることばかりなので、まずは手を付けてみるようにしましょう。
6. もしもの予算を確保しておく
突発的に必要なお金というのは、結構たくさんあります。
- ご祝儀やお香典
- 病院代
- 車や家電の修理代
- 交際費
予定していなくても、まとまった額のお金が出ていくことは珍しくありません。
そんなときのために、もしもの予算を確保しておきましょう。
もしものお金を別の口座に分けておき、使わなければ翌月に繰り越していけば、最終的に余った分も貯金に回せます。
もし使い切っても、あらかじめ別に分けてあるお金であれば家計に影響はありません。
ボーナス月など余裕のある時に、まとめて確保しておくと安心ですね。
7. お弁当や夕食づくりを楽しむ
食費は、もっとも最初に手を付けられる家計の項目。
自炊が基本で、食材のまとめ買いや作り置きなどの工夫が欠かせません。
お弁当は、出来合いの物や冷凍食品を使ったとしても、ひとり1食300円前後で済むことがほとんどです。
飲み物は水筒にお茶やコーヒーなどを持参すれば、さらに食費の節約に。
また夕食も、あえて豪華なものを作ろうと気張らなくてよいでしょう。
質素で簡単なものでも、家族で夕食を囲むことや、手作りの物を味わうことが大事です。
節約という観点だけではなく、
「これだけでもじゅうぶん楽しい食卓だ。」
「簡単なものだけど、手作りのお弁当はいいものだ。」
という“楽しむ心”も重要なのです。
8. お金の勉強をする
お金について、勉強をしている人はどのくらいいるでしょうか。
- 資産運用
- 投資
- 節税
- 補助金
お金のことは学校では教わらないので、社会人になってから自分で勉強しなくてはなりません。
しかし、実際にお金について学んでいるという人の数はあまり多くないでしょう。
少々ハードルが高い内容も多いので、自分のレベルに合ったステップを選ぶことが大事。
まずは、自分の家計の流れを知り、貯金の計画を立てることもお金の勉強の一環です。
それにプラスして、払っている税金を節約する節税方法や車や住宅購入の際に受けられる控除など、知っていればお得になる情報を手に入れることからはじめてみましょう。
10.「セール」への考え方を改める
セールというと、欲しいものがなくても「行かなきゃ」という気持ちになる人も多いのでは。
しかし、これがムダ遣いや衝動買いの引き金となります。
セールは「安いから買う」場所ではなく、「欲しかったものを安く買える」機会です。
安いから買うという考えは、安物買いの銭失いになります。
結局後で価値を生まないことが多いでしょう。
また、セール会場に行くと
「せっかく来たのに何も買わないなんてもったいない。」
とか、
「こんなに安いんだから、何か買って帰らないと損。」
という考え方になりがちです。
しかし、欲しくもないのにその場の雰囲気でムダ遣いをすること以上に、もったいなくて損なことはありませんよね。
セールは、前々から欲しかったものや悩んでいたものを、お得な値段で買う場所という考えにシフトしていくべきです。
12. 欲しいものは予算を立ててから買う
欲しいものは我慢するのが貯金への道かというと、そうではありません。
我慢するのではなく、予算を立ててから買えばよいのです。
欲しいものに対する予算を、他の部分で削って確保すれば、プラスマイナスゼロです。
ここで多くの人は「欲しいものも今は貯金のために我慢すべき!」と、やせ我慢してしまうのです。
こうなるとストレスが溜まり、のちのち反動がきて衝動買いに走ることになります。
上手く予算を捻出できさえすれば、多少のぜいたく品だって購入可能なのです。
13. スキマ時間を無駄にしない
スキマ時間と節約、一見何の関係もなさそうに思えるかもしれませんが、意外に大事なことなので覚えておきましょう。
5分~10分の時間があれば、非常にたくさんの用事を済ませることができます。
- 簡単な食器洗いや風呂掃除などの家事
- 仕事のメールチェックや返信
- 子供の宿題のチェック
- 取れたボタン付け
- テレビ周辺のホコリとり
- 明日の洋服の組み合わせを考えてセットしておく
このように、用事と用意の間の5分~10分の隙間時間は1日に何度も訪れます。
その都度、ちょっとした作業を済ませることで、最終的な空き時間がぐっと増えます。
最終的な空き時間が増えたことで、副業を始めるとか、お金や資格の勉強に当てるなどお金に直結する時間を作ることも可能。
もしくは、就寝時間を早めて電気代を節約するのもよいでしょう。
スキマ時間をフル活用して、スムーズに用事を済ませることは、ゆくゆく節約や貯金額のアップにつながる可能性があるのです。
14. 格安スマホに乗り換える
スマホは、今や持っていない人の方が珍しい時代。
しかし、大手キャリア契約のスマホは安くても毎月1台あたり7,000円前後のお金がかかります。
節約や貯金のためには、ぜひとも格安スマホに乗り換えることをおすすめします。
格安スマホに切り替える方の不安要素と言えば、安さゆえのデメリットですよね。
格安スマホのデメリットは
- 最新機種が使えない
- 保障やサポートに弱い
などという点があげられます。
しかし普通の主婦や会社員、学生が使用する分にはさほど支障はありません。
会社にもよりますが、1世帯あたりのスマホ契約台数が多ければ多いほど、割引率が上がるので、家族世帯には特に効果的な節約方法だと言えます。
大手キャリアから格安スマホ会社への乗り換えだけでも、年間10万円以上は貯金額を確保できます。
15. クレジットカード選び
クレジットカードは、基本的に年会費無料を選んだ方がよいでしょう。
年会費が条件付き無料や2,000円未満のものなどもありますが、年会費無料のカードとのサービスの違いはあまり大きくありません。
また、独身時代に作ったクレジットカードをそのまま利用している人、勧誘を受けてなんとなく作ったカードをずっと利用し続けているという人も少なくありません。
自分のライフステージが変わればお金の使い方も変わります。
クレジットカードを何年も変えていない人は、内容が今の自分の生活に見合っているか見直してみることも大切です。
16. 電気料金の自由化
電力会社を自由に選択し、電気代を節約する人も増えています。
こちらのサイトでは、お住いの地域の郵便番号と必要なアンケートに回答し、年間で節約できる電気料金を算出してくれます。
電力会社は非常にたくさんの選択肢があります。
自分の家庭の電気の使い方や、生活パターンによって、お得になる電力会社が異なるので、一度比較サイトをチェックしてみることをおすすめします。
17. ガス代節約は必須
ガス代は光熱費の中でももっとも高く、家計を圧迫しやすい項目。
特に冬場は、お風呂の給湯器や台所でのガスの使用量が上がり、ガス代が夏場の2~3倍になることも少なくありません。
ある程度は必要経費ですが、なるべく低料金で抑えたいものです。
- お風呂の追い炊きはなるべくしない
- 浴槽のふたをする
- お湯は電気ケトルを使って沸かす
- 火の通りにくい野菜は電子レンジで加熱してから調理する
- 食洗機を使用する
ガス代は、家事の中の小さな心がけで節約することができます。
いちばんガス代高騰の原因になりやすいのは、お風呂。
お風呂はなるべく家族いっぺんに入ることが大事です。
長時間保温し続けることや、一度冷めたお風呂を追い炊きするのが一番効率悪くなります。
なるべく家族が立て続けに入れるよう、時間の計画を立てて協力し合うことが大事です。
また、キッチンでの心がけもガス代節約には欠かせません。
長時間の煮込み料理は、ガス代高騰の原因に。
あらかじめ電子レンジで野菜を加熱して煮込み時間を短縮し、圧力鍋や炊飯器を効率よく使うなど工夫が大事です。
18. ふるさと納税でお得に商品をゲットする
ふるさと納税、最近ではテレビCMなども放映され認知度が高まっています。
ただ、内容を正しく理解していない人も多いようなので、ここで簡単に解説してみましょう。
ふるさと納税とは実質2,000円の自己負担で、自由な自治体に寄付をしながらその土地の特産品をもらうことができるという仕組みです。
例えば1万円の寄付をしたら、税金は9,800円安くなります。
10万円の寄付をしたら、税金は98,000円安くなる。
このように、寄付した金から2,000円をひいた値段の分だけ税金が安くなるのです。
最初にお金を払って寄付をしていますので、節税にはなりません。
しかし、自己負担2,000円で様々な特産品をもらえることができるので、結果的にプラスになると考えられます。
1万円の納税でお米20㎏、1万円の納税でJリーグの観戦チケットなどをもらえることも。
実質2,000円の出費と考えれば、かなりお得に品物を手に入れることが可能です。
19. 車の維持費見直し
車を持っている場合、毎月かかる保険料や毎年払う税金、車検代など様々な出費があります。
定期的に出費を見直し、場合によっては車の買い替えや台数削減も視野に入れましょう。
車の維持費を項目別に分けてみると…
- 車検代
- 保険料
- 税金
- ガソリン代
- 点検費用
- 修理代
- 駐車場代(場合によっては駐車場代や点検費用は掛からないこともあります。)
車の維持には、平均してこれくらいのお金がかかっています。
普通自動車の場合… 年間392,820円
軽自動車の場合 … 年間300,285円
(車維持費シュミレーションより引用:サイトへ)
軽自動車と普通自動車では、年間9万円程度の差があることが分かります。
また、1台あたりにかかる費用がこれだけですから、家庭で所有する車の台数が多ければ多いほどお金がかかるということになります。
20. お酒やたばこなどの嗜好品を見直す
お酒やたばこは、嗜好品でありどうしても必要なものではありません。
お酒は程よくストレスを解消し、人との交流にも役立ちます。
たしなむ程度ならよいですが、その分お金がかかります。
できるだけお酒を飲まない、買いこまないように注意したいものです。
また、たばこは体にとって、百害あって一利なし。
そんなことは百も承知という方が多いかもしれませんが、禁煙は確実に節約になります。
たばこは年々、大幅に値上がりを続けていますし、今後も上がっていくでしょう。
1日1箱程度吸う人は、1カ月で1万円前後のお金がかかります。
禁煙すれば、年間12万円ものお金を貯金に回すことが可能。
年間12万円払って、体を健康から遠ざけていると考えると、なんだかバカらしくなりませんか?
また、お酒やたばこにはそれぞれ税金がかかっています。
日本人は普通に生きているだけでも、非常に多くの税金を払っていますよね。
お酒やたばこをたくさん買う人は、さらに税金を上乗せして払っているということをお忘れなく。
21. なければないで、なんとかなる
物は実際、なければないでなんとかなることも多いです。
人は物を買ったり、食べ物を補充したりすることで「安心感」を得ようとする部分があります。
しかし、これは必要だから買うのではなく、安心したいから買っているだけ。
この考え方をやめてみましょう。
例えば、買い物先で
「あった方がいいかも。」
と思って手に取ったものがあるとします。
あった方が、ないよりはいいだけ。
つまり買っておいて安心したいだけです。
逆に言えば、なければないで、なんとかなるものです。
22. お金に対してポジティブに考える
お金を貯められる人は、お金に対する考え方がポジティブです。
例えば、1万円の所持金があるとしたらあなたは、
「もう1万円しかない」と思いますか?
それとも
「まだ1万円もある」と思いますか?
「1万円しかない」と考える人はどんぶり勘定で無計画にお金を使いやすい傾向にあります。
逆に「1万円もある」と捉える人は、1万円をより効率よく計画的に使う方法を知っています。
これが例え100円でも、50円でも同じです。
“1円を笑うものは1円に泣く”
ということわざがあるように、どんな額のお金でもよりポジティブに捉え、大切に使おうという心が大事です。
23. 稼いだお金と使ったお金の差額を意識する
毎日、使ったお金の額を意識して生活していますか?
貯金とは、“稼いだお金-使ったお金”の差額です。
日本国民の平均日給は、17,901円。
毎日1万円以上の出費をするという人はいないかもしれませんが、休日に買い物や旅行など、まとまった出費があることも多いです。
どんな場合でも、今日使ったお金、また今後稼ぐお金の見通しなどをつけて、お金の流れを意識しながら生活することが大事です。
また、そのときに常にプラスになっているのが想像できるとよいです。
例えば
「今は赤字になるけど、〇日に臨時収入がある予定だから使っちゃおう。」
というような、借金型の考えはやめましょう。
必ず、今持っているお金でやりくりできる範囲の出費で済ませるように、コントロールしていきましょう。
24. 基本的な生活習慣を見直す
生活習慣の見直しも、節約につながります。
〈お金が貯まりにくい生活習慣〉
- 夜いつまでも起きている夜更かし型
- 時間に余裕がない
- 脂っこいファストフード
- 1日の時間割が決まっていない
このように、生活習慣の特徴によって貯金ができない仕組みができてしまっていることも。
夜遅くまでダラダラとテレビを見ていると、その分光熱費がかかります。
さらに、睡眠時間は減るので、翌朝もすっきり起きられず、お弁当や朝ご飯を作る時間が無くなります。
そうすると手軽で時間のかからないコンビニやファストフードの常連客に。
結果、ムダなお金を必要以上に払っていることになるのです。
25. 完璧を目指さないこと
完璧主義になると息切れして挫折することも多いので注意しましょう。
いくらおすすめされている節約術でも、自分に合わないものはやらなくていいです。
また、やってみてストレスだ、気が重いと感じたらきっぱりやめてみましょう。
何でもそうですが、最初から100%を目指すと達成できないもの。
完璧に生活を変える、完璧な家計簿をつけることなどが大事なことではありません。
小さな目標を立てて工夫し、小さな達成感を感じる。
この積み重ねを大切にしましょう。
さいごに
貯金に向けた節約方法、お金に関する考え方についてお話してきましたがいかがでしたか?
数ある節約術はすべてが必須項目ではありません。
自分ができそうな節約方法を、自分なりの価値観で選んで実践してみることが大事です。
また、少額のお金も甘く見ることなく、コツコツ大切に積み重ねていくことも必要。
小さな積み重ねが大きな貯金額となったときの、達成感や充実感はきっと想像以上に大きなものとなるでしょう。