- 朝目覚めると、いつも顔がむくんでいて鏡を見るのが憂鬱…
- 仕事で立ちっぱなしで足がパンパン!
- ブーツのファスナーが閉まり難くてイヤ。
そんな経験はありませんか?
特に女性は生理や女性ホルモンの影響でむくみやすくなる体質にあるようです。
あなたは顔や体がむくんで気になる時、どんな事をしていますか?
- 運動して沢山汗を流す
- リンパマッサージをする
- 着圧ソックスを履いて寝る
等など、人それぞれ様々な方法があるかと思います。
その中でよく耳にするのが、【なるべく水分を摂らないようにする】という方法。
実はこれは大きな間違い!
反対にむくみやすい身体を作ってしまう原因になってしまいます。
何故かと言うと、水分が入って来ないと身体は脱水症状を防ぐための防衛本能が働き、「より水分を溜めやすい体=むくみやすい体」を作ろうと働くから。
むくみを取りたいからと、水分制限をするのは逆効果なので止めましょう!
むしろ、むくみ予防に水分は必要不可欠。
温かい飲み物を飲めば、内臓も温まり代謝があがりますし、利尿作用のあるカリウムやカフェインが含まれたお茶を飲めば、余分な水分を排出し、むくみの解消にもなります。
お茶はどんな人も毎日口にする飲み物なので、それにむくみ解消効果があるなら、より合理的ですよね。
今回は、そんな【むくみに効果的なカリウムやカフェインを含み、健康や美容効果もある女性にとっても嬉しいお茶】をピックアップしてみましたので、ぜひご覧下さいね。
コーン茶
お隣の国、韓国では一般的に飲まれているコーン茶。
向こうではお水代わりとして多く用いられているそうです。
トウモロコシの実を乾燥させ、炒ったものをお茶にしているので、味は香ばしく甘味があり、クセが無いため非常に飲みやすいです。
ホットでもアイスにしても味はあまり変わる事は無いので、どちらでもおススメです。
コーン茶は栄養豊富かつノンカフェイン。
カフェインが入っていないので、夜に飲んで眠れないなんて事も無いし、妊婦さんも安心していただけます。
栄養素は鉄分・カリウム・ミネラル・食物繊維が多く含まれています。
カリウムの利尿効果でむくみを解消しつつ、鉄分で貧血予防も出来るため、生理の時にむくみやすい女性には是非一度試してみてはいかがでしょうか。
どくだみ茶
梅雨の時期になると、道端のあちこちによく見かけるどくだみ。
6~7月に多く群生し、真っ白な花を咲かせます。
どくだみは、漢字では「毒痛み」と書き、その名の如く毒を止める効果が強い植物として知られています。
日本三大薬草の一つとされ、生薬名は十薬(じゅうやく)。
その名からも様々な効果効能を持った優れた薬草である事がうかがえますね。
お茶にすると、匂いと同じく非常にクセがあるので、市販のものはほとんどが飲みやすくブレンドされています。
デトックス効果が高く、血液をサラサラして体内の毒素や水分を排出してむくみを解消します。
体内から美しくなれるので、アンチエイジングや美肌効果も期待できます。
注意点は、便秘解消効果が高いので、お腹が弱い人は下痢になる事があります。
腎臓の弱い人は高カリウム症の危険性があるので、飲みすぎには注意しましょう。
ハトムギ茶
よく麦茶と間違われがちですが、効能が異なります。
それぞれが良い効果効能を持ち合わせていますが、ハトムギの特出すべき点は、肌を美しくする効果です。
ハトムギの中の実は「ヨクイニン」と言われ、シミを予防する市販薬の原料によく用いられます。
他にも赤ら顔やニキビ等の原因となる肌に溜まった熱を取る効果があり、白く綺麗な肌を作る手助けをしてくれます。
また、良質なアミノ酸で形成されたタンパク質、カリウム、鉄分、ビタミンB群等の栄養素を含むため、
体内環境を整えつつ、穏やかにむくみを改善させます。
熱を冷ます=体を冷やす効果があるので、冷え性の人は気を付けましょう。
緑茶
昔から親しまれている緑茶。
カフェインによる高い利尿作用でむくみを取りすっきりとさせます。
緑茶に含まれるビタミンCは熱に強く、80℃のお湯でも壊れません。
またカテキンは、ウイルスを撃退効果があり、大腸菌O-157も死滅させるほどの高い殺菌作用があります。
体内への菌の侵入を防ぎ、免疫力強化をサポートします。
近年の研究で生活習慣病への効果が高い事も分かり、日本食ブームもあって世界的に注目を浴びています。
生活習慣が乱れがちだったり、甘い物が大好きな人は、緑茶がオススメです。
味も、すっきりとした静岡県産、深みのある鹿児島産と、産地によって異なるので、
飲み比べをしてみるとまた違った魅力が感じれらるかも知れません。
杜仲茶
「とちゅうちゃ」と読みます。
中国が原産の「トチュウ」と呼ばれる落葉高木の葉っぱを使った健康茶です。
手に入りやすいのは中国産ですが、最近では国産のものも増えて来ました。
杜仲の葉には害虫が付きにくく、殆どが無農薬で栽培されています。
味は、苦みや独特の渋みがあり、好みが分かれる所ですが、普段ハーブや中国茶を飲んでいる人なら大丈夫だと思います。
ノンカフェインで栄養素が豊富。鉄・亜鉛等のミネラル類にビタミンも多く含んでいます。
もちろんカリウムも含まれているからむくみに効果あり。
コレステロールや糖を抑える効果があるので、食事中に飲めばダイエット効果を期待できます。
「脂肪を燃やし、溜め込まないお茶」としてトクホ(特定保健用食品)認定されています。
デトックス効果が高いので、こちらも飲み過ぎると下痢になりやすくなります。
ルイボスティー
南アフリカが原産のルイボスティーはポリフェノールが多く含まれ、アンチエイジング効果があります。
全ての病気や老化の原因と言われる活性酸素を除去する働きが強いので、体調が良くない時はもちろん、シミ・シワの予防としてもおすすめ。
味はハーブティに近い感じ。
ルイボスの葉をそのまま乾燥させてお茶にしてあるため、見た目と色は紅茶のようですが、苦みは殆どありません。
鉄・亜鉛・カルシウム等ミネラルも豊富でむくみや冷えに効果的。
ノンカフェインなので妊婦さんも安全です。
アスパラチンという女性ホルモンエストロゲンに似た作用がある成分が含まれているため、女性機能をサポートし、生理の症状が酷く辛い思いをしている女性の強い味方になってくれますよ。
ウーロン茶
コンビニでもよく見かけるウーロン茶が日本で飲まれるようになったのは、80年代と実はつい最近の事。
それまでは麦茶が多く飲まれていました。独特の苦みがありつつもすっきりとした後味が、脂っこい食事との相性が良いという事で、居酒屋の飲み物メニューには必ずと言って良いほどウーロン茶がのっています。
カフェインがむくみを予防し、カテキン、ポリフェノールも豊富に含まれています。
茶葉を半発酵される事で、ウーロン茶独自のポリフェノールが作られ、高いダイエット効果と抗酸化作用が期待できます。
注意点は、空腹時に飲み過ぎると、タンニンやカフェインが胃腸に負担をかけすぎる事がありますので、飲むときは食事中がオススメです。
タンポポ茶
タンポポの根を乾燥し、炒って作るタンポポ茶は、コーヒーに味と色が似ている事から、「タンポポコーヒー」という商品名で販売される事もあり、ノンカフェインなので、コーヒー好きの妊婦さんへのプレゼントとして大きな人気があります。
海外ではマタニティハーブとして有名で、母乳の出をよくし、女性ホルモンのバランスを整えてくれる安全で優しいお茶です。
ルイボス同様ミネラルが豊富で余分な水分を排出し、むくみを抑えます。
タンポポの根は蒲公英(ほこうえい)という生薬としても知られており、肝臓の代謝を助け、熱を冷まして炎症を和らげる効果があります。
慢性冷え性の方は量の取り過ぎに注意しましょう。
黒豆茶
黒豆はお正月のおせち料理にも登場する、日本の代表的な食材です。
地域によっては、年明けに歳の数だけ黒豆を食べては、その時は災い無く健康に過ごせるといった風習があるほど、ミネラルや栄養が豊富で大切にされてきました。
特に黒豆に含まれるアントシアニンは目の疲れを労わる効果があり、スマホを多用する現代人には大切な栄養素の一つです。
黒豆茶は炒って煮出したお茶で、飲みやすく香ばしい良い香りがします。
血流を促す効果が高く、身体全体に血を巡らせむくみ・冷え性を改善させます。
寒い日に温かくしていただくと、どこか懐かしい味にホッと癒されますよ。
飲む時のポイント
今回は、むくみに効果的な10種類の健康・美容茶を紹介させて頂きました。
最後に、注意点をお伝えします。
どんなに効能が素晴らしいものも、一度に纏めて飲んだり、摂り過ぎると逆効果になりますので、気を付けて下さい。
特に寝る前は水分代謝を司る腎臓もお休みモードに入っているので程々に!
冷たいお茶は胃腸にも負担がかかるので、なるべく常温か、温かくして飲みましょう。
その時々で身体と相談して、自分に合うベストなお茶を探してみて下さいね。
小まめな水分摂取を心掛けて、むくみのないスッキリボディを目指しましょう!
コメント